黒のニーソックスの脹ら脛の部分に、真っ赤な紐がクロスで編み上がったデコレーション。 ・・・プププッ、これって丸ごと「女王様ブーツ」やんけ。 実はこれ、目の前を歩いてた女の子の足元ファッションなんだけど、自分のお仕事ユニホームを思い出してついニヤり。 chikaなんかが、お仕事でしか使わないような精液まみれのビザールファッションも、味付け一つで日常の中に潜り込ませる事が出来るんだなぁって。 目立つって事は、薔薇の花みたいに、綺麗さの中にちょと痛い毒があるってことなんだよね。 で、「この漢字書ける?の代名詞」なのが「薔薇」。キーボード依存症のchikaなんて、まったく書けない字ですが。 でも「薔薇」って漢字は好き。画数とか姿形自体がバラそのものだし、花びらの重なり具合とか、棘とかに字の雰囲気が似てるでしょ。 ところでchikaのマンション近くにある公園横に、密かに薔薇屋敷って呼んでるお屋敷があるの。 お屋敷の庭に、毎年この時期になると綺麗な薔薇が沢山咲くのね。 お散歩の時とか凄く楽しみにしてたんだけど、それがこの前通ったら、玄関越しに小さな立て看板が見えて「お庭の薔薇を見ながらお茶しませんか。紅茶400円」って書いてあるわけ。 このお屋敷、フェンスが結構重厚で、庭の中で咲き誇ってる薔薇の総てが眺められるわけじゃないので、中に入ったらいいだろうなとは確かに思うんだけど「素人さんが商売かよ~」って(笑)。 薔薇が似合う深窓の令嬢がサービスしてくれるならまだしも、chikaが時々見かけるこの屋敷のご主人は、結構庶民的な香りのする老年夫婦だし、、。 この時期だけ頼み込んで昼間のバイトしちゃおうかしら「薔薇のニューハーフメイドカフェ」なんちて。 でも丹誠込めて育てられた薔薇ってやっぱり綺麗。 薔薇って、綺麗に咲くために生まれてきたって感じ、、いいなぁ。
話は、全然かわるけど、ずーっと前から読みたいなぁって思ってた梶山季之さんの「男を飼う」の切れ端(蛇と刺青の章 - ぴくつく鼻 -)をネットで見つけたのでテキストに復元してみました。 chikaが、この方面に本気になり始めた頃、それなりに悩んで心理学方面のも含めて、ありとあらゆる性倒錯関連の書籍を読みあさったんだけど、その中で結構強いインパクトを受けたのが梶山さんの「苦い旋律」。 男のくせに女になりたい自分が病気なんじゃないかと悩みながら、一方で「苦い旋律」に登場するヤンエグの渋い青年が、スーパーモデル級の美女に女装変身しちゃう設定に相当憧れた記憶があります。 あの頃のchikaは、男モードの時も若干なよってて、切り替わりの激しいスィッチオン変身じゃない事に内心引け目を感じてたりして(女になりたい癖にオカマと呼ばれたくない都合良さは若さゆえ?)、「苦い旋律」に登場する青年社長の全能感にすごく憧れてました。 この話、企業サスペンスが基調なんだけど、見方を変えると、ラ・パルレの宣伝の出演してる玉木宏君が、スーパーマンみたく社長室でストッキングとランジェリーつけたら途端に押切もえちゃんに変身するみたいな話だから(笑)。 玉木君のぶっといチンポぶらさげた押切もえちゃんね。 誰よ、そんな子がいたら、ずーっと押切もえチンポしゃぶってたいって言ってるの?ここにchikaがいるじゃん(笑)。 で、この辺りから梶山さんって作家はメジャーな癖に、その本質が結構怪しいなっとずーっと思ってたんですよね。 結果、調べてみると、やっぱり「男を飼う」みたいな小説を書いておられたんですけど、梶山さんが活躍した時代で、ラバーフェチをメジャー作家が取り上げるなんて凄いことだったりするんじゃないかなぁ。 うーんと前置きが長いね。・・じゃ楽しんで。
彼女の頭の中では、いつしか、ゴムとセックスとが結びつくようになる。 恋人と別れたが、ゴムの手術用の手袋をみると、なぜだか胸が疼いた。 誘惑に耐え切れなくなって、手術用手袋を使った。 しまいには、それだけでは満足できなくなり、日本製のスポンジ・コケシを使った。 ゴムの匂い、締めつける感触が、女医を虜にして行く。 彼女は、生ゴムを買って来ては、いろいろと自分の遊び道具を考案した。 生ゴムのパンティの内側に、スポンジ・コケシを接着剤で貼りつけたものなど、傑作中の傑作である。 しかし、他人にはわからない。 その上にパンティ・コルセットを穿き、スカートを着ければ、誰の目にも普通の服装としか見えないのである。 だが、彼女が歩くたびに、それが刺激するのだった。 あるとき、その新考案の下着をつけて、ダンス・パーティに出席し、太股まで漏らしたことがある。 それ以来、外出には使わないが、アンネ用に考案した下着などいろいろあった。 夏などは、流石に蒸れる。 それが嬉しい。すえたような、なんともいいようのない悪臭。 それが彼女の目を細めさせるのである。 個室に入ると、彼女は、ドアの鍵をかけて衣類を自ら剥いだ。 黒いゴムのビキニ製パンティ。 寝室に入る。 健康人には耐えられないような、ゴムの匂いが立ちこめていた。 床は、ゴム・タイルである。スポンジのマットレスに、ゴムのシーツをかけたベッド。 枕は、ゴムを詰めて作った。 壁紙は、ゴム引きのレインコート地を貼りつめてある。 彼女は戸棚をあけた。 彼女が考案した、透明ゴムを使った、イリガートル式の浣腸器がある。彼女は、薬液を満たして浴室へ入った。 この新式の器具だと、ゴム氷嚢みたいな袋から、液薬が減っていくのがよく見え、被虐的な快感を増すのだった。 彼女は、手術用のゴム手袋をはめ、生ゴムのブラジャーで巨大な乳房を覆った。 浴室の床に、ゴムのシーツを敷く。アクアラングに使うゴム製のズボンと上衣をつける。 足には、レイン・シューズを履いた。 目と鼻と口だけをだすようになった、頭からすっぽり包むゴムの帽子をかぶる。 そのものものしい姿で、シュトラウスは浴室のゴム・シーツの上に俯けに寝るのであった。 ・・一体、なにが始まるのか? 女医は、そのままの姿勢で、じいーっとしていた。彼女は、待っていたのだ。 ある訪れを・・・。彼女は、やがて低く呻いた。 「ああ・・・・苦しいわ」 女医は目を閉じる。 薄いゴム手袋の右手が、腹部を圧迫してゆく。 「ああ・・・苦しい」「苦しいから、いいの・・・」女医は口走った。 彼女は、左手に握っていたスポンジ製の玩具を、鼻に押しつけ、やがて口に頬張って、息を荒くした。 恍惚の一瞬。 だが、次の瞬間・・・浴室の中には、異臭が立ちこめ始めたのだ。 しかし女医は、ぐったりと動かず、鼻をぴくつさせている・・・。
今日のオマケ ニューハーフ巨根 HAZIMEだって、、。
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