山形に伝わる昔話です。 『ばば皮』 昔むかし、爺様がいたんだと。爺さまには三人の娘がいたんだと。 ある年、田んぼの田んぼの水がなくて困っていたんだと。 そこに一匹の蛇が来て「お前の娘を嫁にくれるなら、水を与えよう」って言ったんだと。 しょうがなく娘達に話したら、一人目と二人目は嫌だという。 けれども三人目の娘は、「嫁入り道具にひょうたん干と針千本、買ってくれるなら、私が嫁に行く」っていうんだと。 そして、嫁入り道具をもって山奥の沼に行ったんだと。蛇は娘の嫁入り道具のひょうたんを沼に沈めようかと思って頭突っ込んだのだと。 そしたら、中に入れていた針に刺さって死んでしまったのだと。 けれども、蛇の嫁に行った娘なんて帰る場所がないって思って、山道をとぼとぼ歩いていたら、一軒の家があったんだと。娘は考えて、その家に、「もし、私は旅の者ですが、私を働かせてくれないでしょうか」って言ったのだと。 その家の婆様は、「我が家で働かせるなんてできないけれども、庄屋様の家で下働きが欲しいって言っていたから聞いてみてあげよう。けれども、お前はそんなに綺麗な顔でいったらダメだ。我が家にある、ばば皮をかぶって行け」って、ばば皮を貰ったのだと。 そして、ばば皮かぶった娘は庄屋様の下働きになったのだと。 ある晩に下働きの婆の部屋に灯りがついているのを見た庄屋様の息子が、「はて、今頃灯りなんてなんだろう」って、ばばの部屋覗いてみたら、可愛い娘が字の練習をしていたんだと。 息子は、その娘に一目ぼれして、ついには病気になってしまったのだと。 お医者様もお手上げで、坊主に診せたら、「この家の女たちに水持ってきてもらえ。そして水を飲んだ娘と一緒にすると治る」なんて言うのだっけど。 庄屋様は家の女たちに一人づつ水をもってきてもらったのだけれど、誰も水を飲まなかったのだと。 「あとは誰もいないのか。そういえば、ばばも女だから水を持ってきてもらえ」ってばばに水を持ってきてもらったのだと。 そしたら、息子はその水のんだものだから、皆びっくりしたんだと。 そして、ばばを風呂に入れたら、ばば皮がはがれて、中から綺麗な娘が出てきて、みんなびっくりするは、喜んだはd、何日もお祝いが続いたんだと。 どーびんと。 たまたま車を流している時にかけていたAM放送で、上の「ババ皮」ってゆー昔話があるのを知りました。どこかで聞いたことのある話だなぁって考えてたら、この話を下敷きにした漫画を小さい頃に読んでいたのを思い出したんです。 設定はかなり変えられていて、地球侵略に来た宇宙人の男が、人間の世界に紛れ込む為に「人間の女性の皮」を被っているという話だったように思います。その皮の離着のプロセスが、「ババ皮」と同じでお風呂に入ることで皮が脱げるんですね(笑)。 chikaはなぜかこの漫画を凄く気に入っていたんですがいつの間にか紛失してしまったようです。たぶん子供心にも自分がこの漫画に惹かれる理由がとても「いけない」事にあるって薄々気がついていたから、(他人に見つからないように)知らないうちに処理をしてしまったのかも知れません。 これと同じように自分で知らないウチに記憶を操作しちゃうような事が、他にもあります。今は自分自身の性癖を是認出来るようになったから、ふとした弾みで、そーゆーいけない記憶を取り戻す事が多いんですよね。
chikaが小学校の中学年の頃だったか、自分より1歳下の男の子が家に泊まりに来てたんです。あの頃はまだパパリンと同じ家に住んでいた頃だから、その子もたぶんワケありの子だと思うんですけどね。 子供の頃はそんなこと考えないからすぐに仲良くなりました。 夜、一緒の布団で寝てたら、どういうワケかおちんちんの触りあいになっちゃったんです。 それで二人ともいい具合に硬くなったら急にその子がchikaに覆い被さってきて、おちんちんをchikaのおちんちんに擦りつけてきました。 物凄い快感がおちんちんを襲って、初めて射精してしまったんですが、そのこと自体がどういう意味を持つのかが理解できていませんでした。 でもそれがきっかけになっておちんちんを擦りあううになったのは確かです。 辛かったのは、その子はまだイクことを知らないようで、chikaが射精してもその子は構わずchikaのを擦り続けてくるんです。 これって今のchikaの感覚で言い換えれば「犯されてる気分」なんですよね。その子はイカないけど、おちんちんを擦りあう際に 「もっと強く」もたいな内容を口走ることもあったから、やっぱり何らかの形で気持ちよかったんだと思います。 それから初フェラ経験、、実際にはフェラってゆーようなモノじゃないんだけど(笑)。おちんちんを顔の前に出されたので咥えて舌で転がしてあげたらその子、すごく気持ちよさそうにしてました。chikaもその子にしてもらって、先を舐められながら玉を揉まれたらすぐにイってしまいました。 それからその子が家に居る間中、その子をフェラでイかせたりおちんちんを擦りあったりして遊んでたんですが、ある日、その子もとうとう射精して、お互いのお腹が精液でベトベトになって大変だったのを覚えています。とゆーかはっきりそのことを思い出しました。 一番気持ち良かったのはやっぱり、お互いの朝起ちを擦りあったことかな? chikaが下になって、その子にぐりぐりと擦りつけられるのが特に好きだったような気がします。 まあその子は知らないうちにパパリンの家からはいなくなったんですが、、今思えば一週間ぐらいの出来事だったように思います。学校?勿論、その間、その子もchikaもさぼってますよ(笑)。 こんな風に書くとchikaって昔からニューハーフの素質があったんだって言われそうだけど、この後、しばらくは、ってゆーか義理の母親に引き取られて生活するようになるまでは至って普通の男の子だったような気がします。ってかこの子との事もほとんど忘れてた位だから。 でもこーゆー人間だから、下の小説みたいなのを書いちゃうんだなって、最近、しみじみ考えちゃったりします。 (以下、ご紹介する短編は、SMfに掲載したものを「美味しいとこ取り」して、かなり割愛してあります。「ストーリーが意味不明じゃん」と思われる方は全文を読んでくださいね。) 平成影男 ストーカー・ハンターの憂鬱 どうだろう?透明人間の「一人語り」なんて、今時流行るのだろうか? 私の名は「影男」だ。勿論、本名ではない。まだ私に「肉体」という実体のあった頃には姓名にもそれなりの意味があったが、こうして透明人間になってしまった今では、その呼び名にさほどの価値はないように思える。 それに先ほど「実体」と言ったが、実の所、私の前身が人間であったかどうかさえも定かではないのだ。 透明である事を利用して様々な破廉恥行為を楽しんで来た。これからだって色々なバリエーションが考えられるのだが、今の所、私が凝っているのは「新婚ウォッチング」だった。 結婚したての男女の間には、非常に濃密なエネルギーが漂っており、しかもそのエネルギーは他の誰とも共有できない質のものである。だからからこそ、覗き見が性癖になっている私にとっては、余計にこちらの劣情を刺激し興味を引かせるのだ。 「新婚ウォッチング」、、まあ有り体に言えばノゾキ行為そのもの、つまり透明人間の一番得意とする分野なのである。 そしてこの「新婚ウォチング」は、私のバイセクシャルな性向と(後で書くが変幻自在な人体スーツの存在に所以する部分も大きい)相まって、今までの変態行為の中でも最も透明人間である事の旨味を味あわせてくれる行為でもあるのだ。 私が丸木夫婦と出会ったのは、共働きの彼らが早朝のM町商店街を最寄りの地下鉄駅に向かって急いで歩いていく途中だった。 私の方はと言えば、二週間程前から目星をつけていたM町にある店舗に忍び込んで、首尾良く頂いた獲物を透明袋に入れ、アジトに向かっている最中であり、こんな場面でなければ二人が揃った姿などずっと見る事はなかっただろうと思う。 M町商店街の奥まった場所には、最近新しいマンションが建てられており、彼らはそこに新居を構えているのだった。小振りだが瀟洒さが売り物のマンションでそのローンは結構な額になると思えた。 彼ら二人は、一年前に都内の中堅建築会社で職場結婚をし、その時点で新妻となった丸木紗夜は職場を辞めていた。 そして今、彼らが再び共働きを始めたのは、夫の慎一が今まで勤めていた会社を辞め、友人と共に新規事業を起こしたからだった。 夫に付き従い夫を援助する、、紗夜は外見的な派手な見栄えの良さに加えて、そんな古風な美徳を持つ女性でもあった。 所で、私が彼らの出勤途中で出会うことになったのは理由をもう少し詳しく紹介しておこう。内輪話になるが、いくら透明人間であるからと言って盗みに入るタイミングはいつでもいいという訳ではないのだ。実体を持つ犯罪者が窃盗を働くより、見えない透明人間が物を盗む方が簡単だろうと思われるだろうが、盗品が空中をフワフワ動き回る方がよほど怪しいのだ。 詳しくは言えないが、昼間、透明の状態で目標建築物の内部に忍び込んでおいて、夜中に獲物を懐に頂いて外に脱出するといったような盗み働きのケースがよくあるのだ。 出勤途中の彼ら若夫婦と出会ったのは、正にそんなタイミングだった。 私の気分は、盗みの成功で高揚していたし、その日は洗濯物のCMに出てくるような快晴で私はかなりハイテンションだった。 そんな朝日の中、肩を寄せ合い、昨夜のセックスの余韻を残した濃密なオーラを保ったまま歩く男女が丸木夫婦だったのだ。 しかも彼らは絵に描いたような美男美女のカップルだった。更に幸運な事に、男も女も私の「好み」だった。 女を抱きたかったし、男には抱かれたかった。特に長身でモデルのようなバタ臭い顔をした夫の慎一の方は私の好みだった。 私の様な厚顔無恥のバイの悩みは、女には強姦という最終手段がとれるが、男に無理矢理抱いてもらうのは不可能だという事だった。 しかし私は、丸木夫婦に対する欲望をたぎらせる内に、この二つの願いを同時に叶える事が、着眼点を変えさえすれば不可能ではないと気付いたのだ。 私は、どうしても実体を持って活動しなければならない時の為に、精巧な人体スーツを所持しており、それを欲望処理の為に流用するという方法が残されていたのだ。 私が彼の妻に化けてすり代わり、慎一とのセックスを楽しめばいいわけだ。 「今日は変わったセックスをして欲しいの」とでも甘えた声でねだればアナルセックスにだって持ち込める、、。 勿論、初期値では擬似的なパーソナリティさえ持たない単純なマネキンのごとき人体スーツを変化させる為には、模倣元の膨大な素材データと行動様式データが必要となる。 まあ、こちらは透明人間なのだから、その辺りのデータなど微に入り細に入りなんでも手に入る事が可能だ。
そうやって私は紗夜の後をつけ回す事になった。本当は「覗き」によって慎一の生活全てを堪能したかったのだが、慎一に抱いてもらうには紗夜に化けるしかない事を思い出しその欲望に耐えた。 透明になってくすねた慎一の洗濯前のパンツに顔を埋めるより、慎一に彼の妻として抱かれる方が数倍、快楽を得られる筈なのだ。 ・・そんな私にライバルが現れた。新妻の丸木紗夜はまだ彼の存在に気づいていないが、彼女を付け狙う私以外のもう一人のストーカーの存在があったのだ。 透明人間とは本当に便利なものだ。ターゲットである紗夜は勿論、周囲の人間に常に神経を配わなければならないストーカー男でさえ、この私には無防備なのだ。 誰が己の吸う空気に気を使うだろう。 私は暫く、このストーカー男を監視する事によって、彼の若干の背景を知る事が出来た。名前は神部和之、元、紗夜の同僚だ。 紗夜の美貌だ。婚前まで紗夜を慕っていた男の数が多いであろう事は容易に想像がついたが、彼も又、その内の一人だった。 高校卒業後、家庭の都合で大学進学を断念し、丸木らがいた建築会社に事務職員として勤めていた紗夜を、ディスク越しに、密やかに、そしてある種の妄執を含んで眺め続けていたのが神部だった。 勿論、結婚してしまった女にいつまでも未練を残す男の数は少ないし、多くの男達は紗夜の結婚相手である丸木慎一を見て、素直に敗北を認めた事だろうと思う。 だが例外が一人いた。それが神部和之だったのだ。 私は神部の家に忍びこんだ時、彼の隠し部屋に集められた様々な「紗夜コレクション」を発見して、彼のストーカー振りに暫く身震いをしたものだ。 一般的にみれば、一人の人間が生活上でゴミとして廃棄したものが、神部の部屋にはきっちりと整理整頓されて保管されてあったのだ。勿論のそのゴミを出した人間は丸木紗夜である。 紗夜の使い古したストッキングや下着の類から、履きつぶした靴、迂闊に捨ててしまったコンビニなどの領収書、包み紙に入れて捨てられたガムの噛み滓等々。 この辺りに神経を配る女性なら、例えばストッキングにハサミを入れるなどをするのだろうが、紗夜はそのややきつめの美貌とは裏腹に、人を信じすぎてしまうが故の大らかさがあったのだ。 だからこそ、新婚間もなく今までの手堅い生活を捨ててしまった夫についていけた訳だが、、。 だが、まだ神部は知らない。丸木紗夜の奥深い部分までは。 たとえば紗夜が炊事用のゴム手袋を付けた手でオナニーをするのが好きであるとか、夫の性感帯がアナル付近にあるのを知りながら、彼女の内にあるささやかな道徳観に縛られて、夫に喜びを与える事に躊躇している事などだ、、。 しかし、いずれ神部は彼の執着心によって、それらの隠された部分までも気付いて行くのに違いなかった。 ある日、私は決心をした、神部のストーカー行為をやめさせる、と。 このまま神部のストーカー行為が露骨になっていけば、いくらおっとりとした紗夜でも異変に気が付くだろうし、自分の周囲を警戒し始めるだろう。 そうなればいくら透明人間の私でも、彼らに密着してのデータ収集は難しくなる。 神部のストーカー行為を阻止する為には、色々な方法がある筈だったが、私は、これまでに集めたデータで紗夜の人体スーツを形成し、彼女の姿で彼の前に登場して見ようと思った。 本物の紗夜は気が優しい女性だから、神部を前にしても何も出来ないはずだが、その中身がこの私ならそれこそ「どんな」事でも出来る。 ・・まあそれに現在生成中の紗夜スーツのテストも兼ねて見たいという気持ちも少しはあった。 ほぼ完璧な彼女の皮膚を形成しつつあるスーツの脚部分につま先から足を入れる。ちょっときつめのストッキングを履くようなものだ。皮膚を巻き上げていくと、その内側が生き物のように吸い付いてくる。鳥肌が立つような快感だ 。 私は初めて同性に耳や首筋をなめられた時の事を思い出した。 それから人工皮膚を腰まで引き上げるとペニスを模造女性器の裏側に巧妙に形作られたポケットに挿入した。 もし仮にこの性器に男性のペニスが挿入された場合は、同時に自分のペニスも刺激される仕組みになっている。それに場合によっては性器の中心からペニスも引き出せる。まあその時は、即席の両性具有者というわけだ。 下半身が暫く波打つように振動していたが、それが収まってから私はスーツに腕を通して、ズシリと重い豊かな乳房を胸に付けた。私の自前の乳首がジンジンと熱くなる。おそらくスーツの乳首と肉体的にシンクロし始めているのだろう。 この同期感覚はスーツとの接合面に置いて全てに感じられるのだが、私の場合は肛門付近や内股、乳房周辺が特に強い。 それが紗夜の性感帯なのか自分のものなのかは判らない。スーツをまとった時の感覚は通常とはまったく異なるからだ。 スーツの背中に縦に走っているジッパー部分は自動的に閉じてゆく。 まあスーツ自体が半分は生き物みたいなものだから、獲物を飲み込んだら口を閉じるのはあたり前なのだろう。 私は紗夜の頭部の抜け殻のように見えるマスクを首の切れ目から被っていった。私の顔の皮膚がマスクに吸引されていく。 紗夜の頭部の方が私のものよりサイズが小さいから、物理的には私の顔がマスク全体を引き延ばしている訳なのだが、あまりの密着感と拘束感によって吸い込まれているような錯覚に陥るのだろう。 マスク部分も暫く最適な接合を求めてぶるぶると身震いしていたが、やがて完全に私の顔にフィットした。 「くはぁ、、、。」 私は試しに、口を大きくあけてみたり顔を左右にしかめてみた。不自然さは何処にもない。 ただ困ったのは、鏡の中に写っている顔は、本物の紗夜より遙かに淫乱そうに見えるという事だった。既に疑似女性器の裏側に収納されたペニスが自分の顔を見ていきり立っていたぐらいだ。 まだデータが十分ではないのだ。このままでは夫の慎一には通用しない。・・そして神部には、、そこの所が微妙な部分だった。 そして最も大きな障壁は「声」の問題だった。スーツの首周りは声帯ギブスの様な働きを示すし、最後に飲み込む形でプラグインする疑似声帯は極限まで紗夜の声を模倣する筈だったが、その為には質の違ったもっと多量のデータ採取が必要なのだ。 だがその紗夜のデータを集めきるまで、神部を放置しておくのはきわめて危険なような気がしていた。 私の観察によると神部の内圧は日に日に高くなっている。今は彼女をつけ回しているだけの神部が、具体的に紗夜に接触し始めるのは時間の問題だと言えた。
自分の身の回りに立ち上っている香水の香りに軽い興奮を覚えながら、紗夜の形の良い指先でドアのチャイムを押してやる。 午後九時。おそらく今頃、神部は隠し撮りしてある丸木紗夜のビデオを繰り返し見ている筈だった。 覗き窓から私を確認し半信半疑の思いで私を迎え入れた神部の顔に大きな驚きと喜びの表情が広がった。 私はその瞬間を見逃さず手のひらに握り込んでいた即効性の神経ガスを噴出させた。 無味無臭、しかも二呼吸の間にその成分は肉体内に取り込まれない限り空気中に分解してしまう。しかし私が息を凝らしている間に神部は十分にこの神経ガスを吸い込んだようだ。 しきりと自分の耳の穴に人さし指を入れている。今、彼は人の声がかろうじて聞こえるという酷い難聴状態に陥っている筈だ。 そして軽い酩酊状態が恒常的に続く、それがこの神経ガスの性質であり、私が考え出した「声」対策だった。 「助けて神部君。あたし、、あなたしか頼れる人がいなくて。」 私は神部の胸元にすがりついてやった。おそらく神部はほとんど思考停止の状況になっている筈だ、 「ど、どうしたんだい、、紗夜ちゃん、」 ちょっとファッション感覚が狂った水商売の女が着るようなスーツを身にまとっている紗夜の「違和感」を、神部は感知していない。 それどころか指先にさらりと逃げていく服の生地と腰の細さ、香水の匂いに幻惑されているようだった。 「、、私、このままだと慎一に殺される。」 「そんな、、馬鹿な、、君たちはあれほど仲がいいのに。」 神部は思わず本音を漏らしてしまう。紗夜のストーカーをしていれば嫌でも紗夜と慎一の仲むつまじさは目に入る。いつもその仲の良さに神部は狂うほどの嫉妬を感じて来たのだ。 「だから誰も私の言うことを信用してくれないのよ。慎一は恐ろしい人だわ。」 神部の中の残された理性がかろうじて働いている。夫の家庭内暴力が珍しくない時代だ。それに慎一は頭がいい。ヤツなら表向きは理想の夫像を演じながら裏で紗夜を虐待する事ぐらいやってのけるだろう。 俺だって毎晩、二人の夫婦生活を監視している訳ではないのだ。一見幸せそうに見えても、、、勿論、神部がそう考えたのは、自分が慎一ならという置き換えをやったからで、普通の観察眼をもってすれば私の言った事など、まったくのでたらめであるぐらいはすぐに気が付くはずだった。 神部は、最初おずおずと私の背中に回していた両腕に力を込めて始めていた。逃がさないぞという事なのだろうが、それは同時に神部が私の仕掛けた罠にはまりつつあるという事でもあった。 「でも、どうして僕のとこなんかに。」 「私、あなたがずっと私の事を思っていてくれていた事知ってる、、。それに結婚した後も時々あなたが私の事見てるのも、、。」 この私の一言で、神部の身体が一瞬びくっと緊張したのが判ったが、私はかまわず神部を抱き締め直した。 そうだ、お前は今からストーカーなんかじゃない。一人のか弱き女性を悪魔の手から救い出すナイトなのだ。
「助けてくれるの、、?」 「あっ。、、ああ勿論だ。」 「じゃ抱いて」 「へっ。? 「私をこの場で抱いて、安心させて、」 私は顔を神部の正面に向けて瞼を閉じた。唇は半分ほどあけて置いてやった。 神部の唇が武者振り付いてくる。そして彼の舌先が私の誘いにのって押し込まれてくる。不思議とその舌に嫌悪感がない。 「がまん」出来るのだ。 もしかしたら私は以前、こういった事を商売にするような人間だったのかも知れない。宇宙人説は放棄すべきなのだろうか。 いやそれは早計かも知れなかった。なぜなら私の頭の奥底では、差し込まれてきた神部の唇に対して、性欲と食欲が同時に沸き起こり始めたからだ。 つまり私はお腹が減っているのだった。キスが空腹を気付くきっかけになる女性はそう多くないだろう。 神部の舌を彼の唾液とともにすすり上げた。そしてお互いの舌の表面をこすりつけ合う。そして歯の表面の艶やかさと堅さを舌先で確かめる。 私にはどういう訳か虫歯が一本もない。紗夜には現在治療中の虫歯が一本ある。ボイスチェンジャーの疑似声帯が出来るまでスーツの力は口の中には及ばない。 浸水性の極薄い着色フィルムのような物を、口蓋の半分ほどを覆うだけだ。 神部は紗夜が歯医者に通っている事を知っている。 普段の神部なら、そういう事に気が付く。彼はそういう男なのだ。だが今は心配ないだろう。今の彼は肉欲の虜だ。 「お、奥に行こう。」 ・・・興奮しきってうわずった神部の声が耳元で聞こえる。 「ええ、、。」 私は神部の胸にしなだれかかる。私はもつれ込むように神部と歩く時も、彼のTシャツに浮き出た乳首をさりげなく刺激し続けてやった。 部屋の奥にベッドが置かれてある。まるでホテル並のベッドメイキングが施されてあった。 神部が部屋の照明を落とす。好都合だった。ベッドの縁に座ってジーンズのベルトを緩めかかった神部の手を止めて、私は彼のジーンズとパンツをずり下げてやった。 もう既に勃起してテラテラと輝く赤黒い亀頭を持つペニスからは生臭い匂いが立ち上ってくる。 私はこの匂いが嫌いではない。過去に何度もかいだし、髪の毛を掴まれて強制的に嗅がされた事もある。 「紗夜さん。そこまで」 「いいの、、。」 神部の遠慮は上面だった。私が浅いフェラチオを続けていると神部はねだるように腰を突き出し始め、やがて私の頭を押さえ込み出した。 髪の毛を強く引っ張られるとマスクがずれる可能性があった。私は自前の髪を残していたから頭部の人工皮膚との接合が弱いのだ。 「はがぁっ。苦しい、、。」 私は、ペニスを浅くくわえたまま、否定とも肯定ともとれる甘えた声を出してやる。 「済みません」 神部があわてたように言って手を離す。勿論、とんでもない幸運から己の手の中に転がり込んできた獲物を逃がさない為だ。 私はくわえていたペニスを吐き出すと「服を脱がせて」と小声で言って立ち上がった。 神部は初めて女と寝た男のように、ぎごちなく私の服を脱がしにかかる。いや紗夜のような素人女とここまで来ることは、神部には今までなかった体験なのかも知れない。 神部は一見、何処にでもいそうな普通の男だ。 特別、女性に嫌われるような外見を持つわけでも、表面だった性格のゆがみを感じさせる訳でもない。 だがそんな男が結婚後の若妻に対して、一年以上に渡るストーカー行為を働くだろうか、、。 事実、神部とつきあい始めたオンナ達は彼の「異常」に一週間もあれば気付く事になり別れて行ったのだ。 つまり神部は基本的に「人」を愛せない男だったのだ。神部が愛せるのは自らの幻影を投影できる肉の塊だけだった。 それは神部の性技にもよく現れていた。神部は私の足の指の一本一本を口に丁寧に含みながら、更に足全体に自分の身体をこすりつけている。 あたしは人工皮膚のつま先部分がどう肉体にフィットしているのか至近距離で確認した事がなかったので、冷や冷やしながら、足の指を舐められて感じている振りをするしかなかった。 腕を無理矢理上げられて脇の下を舐められた時には、本当にドキドキした。 そこだけが紗夜スーツの着心地が悪く、なにか常によじれたような感覚があったからだ。 「そこは余り感じないの、、よ。」 私が消え入る声で呟くと神部は急いで攻略方を変え始めた。まあ一般的な前戯に戻ったと言うことなのだが。 神部は私の人工の女陰部に指先や太股を割り込ませて刺激を送ってくる。空いた片方の手は常に私の人工乳首を弄んでいる。その執拗な愛撫に私の人工性器の内側に収納されたペニスや陰嚢が疼き始める。 私は男の膚の匂いが好きだ。私はそのまま快楽に溺れそうになる意識を引き起こして赤い舌を出した。 「いやそっちは駄目、、感じないの、、。悲しいけど彼に仕込まれちゃった。」 私は神部から逃れてベッドの上で四つ這いになって尻を高く突き上げて見せる。 「おしりの穴、、うんちが出る穴、、」 私は紗夜の顔がゆがんで見えるほど、ベッドのシーツに頬をこすりつけた。 羞恥と興奮は表裏一体だ。 「私は犬よ。雌犬になっちゃった。感じさせて、、慎一よりもっと強く感じさせて。」 芝居がかった台詞だが、犬の飼い主になりたがっている神部にとってはこの言葉、魂に撃ち込まれた弾丸のようなものだろう。 勝手が判らずアナルに無理矢理ペニスをつき込んでこようとする神部に向き直って、私は何度目かのフェラチオをしてやった。 そしてこちらの意図を知らせる為に、中腰になっている神部の下に潜り込んで彼のアナルの周りを舐めてやった。 「はふぅ、、沢山唾を付けて滑りやすくして、、それにやる前にはこんな風に柔らかくして欲しいの、。」 舌の先で括約筋をほぐしてやる。じゅばじゅばという音が我ながらいやらしく聞こえる。 「ねーぇ、ほら気持ちいいでしょ。」 「あぅん。」 菊座を責められ神部の口からオンナのような悲鳴が漏れ出るのを聞いて、私は再び自分の尻を神部の腰に擦り付けた。 下腹部というのか、身体の底に神部の肉棒をほおばって、私の長大な消化器官は喜びにふるえていた。 肉の激しい摩擦は命のせめぎ合いだ。私は髪の毛を振り乱して口から飛び出していきそうな快楽の波をせき止めた。 私の眼球は快楽の波にひっくりがえってしまい、もう現実をみる事が出来ない。その代わりに快楽の闇の間にある記憶の断片が浮かび上がって来た。 何者かによって顔の皮を生きながら食いちぎられ筋肉と骨で構成された顔が微かな声を上げていた。 驚いた事にその声は苦痛ではなく快楽に掠れていたのだ。 「何人もの男と寝て来たが、お前のような奴は初めてだ、お前のケツマンコの中には何か別の物が住み着いているんだ。気持ち良すぎるんだよ、、、。人間には耐えられない、、。」 「くうっ、、良すぎる。あんた良すぎるんだよ。怖い、怖いぐらいだ。」 そう呻いているのは顔のない男だろうか、それとも今、私を犯している神部だろうか、私にはもう判らなくなっていた。
女装奴隷ユウ(3) まいなぁぼぉい×球魔王が描く超変態女体化調教物語の第3話。
もはやペニスの有無でしか男だった面影が見い出せない段階まで進んだユウの肉体改造。 アリスはユウを次の調教段階へと進めるべく妹であるニキの元へと向かっていた。 しかし、移動中とはいえどもユウには一切の休む暇は与えられない。 常に尿道バイブにより勃起状態を維持させられ射精を禁じられたペニスをいじられ気が狂いそうになるユウの意識は…… ゼンタイマニアックス ~ニューハーフ 藤崎まいの場合~ ゼンタイマニアックス史上最強! ゼンタイマニアックス史上最強!生粋のゼンタイマニアに贈る世界初のDPプレイ!!前と後ろの凹同時に攻める!!! 憧れのヒロイン達におちんちんがはえてふたなりセックス。 アニメやゲームから飛び出してきたあの超有名ヒロイン6名が、夢のようなエッチなコラボ!かわいい顔と衣裳なのに、下半身にはグロテスクなおちんちんを生やしたヒロインたちが、挿しつ挿されつピュア・淫・ラブ!
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