JetBlack
キリスト教の中でもカトリックの影響の強いイタリアやフランス、スペインなどでは、クリスマスは12月25日に始まり、1月6日に終わる。 クリスマスの飾り付けは23日頃に行われ24日はクリスマス・イヴとしてその夜を祝う。子供達がプレゼントをもらうのは1月6日である。飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われる。 飾り付けの中心は、キリストの誕生の話に登場する場所や人物の人形である。赤ん坊のキリストだけは24日から25日に日付の変わる深夜に登場する。 このとき三人の東から来た王様は、離れた場所に置かれ、毎日子供達は王様を少しずつキリストの生まれるうまやへと近づけて行く。 1月6日に三人の王様はキリストに出会い祝う。子供達はこの三人の東から来た王様からのプレゼントを朝に見つけることになる。 イタリアでプレゼントを持って来るのはベファナ(Befana)という名の魔法使いである。 タバコの紫煙が、眼を刺すほどに部屋中に充満している。 タバコ・・20世紀の最たる遺産の一つ。それは、今、黒いシャツを着崩した男の、細長くて神経質な指先に吸い付いたまま離れない。 その姿が、不思議に精神の不潔さを感じさせないのは、男の醸し出す鋭利で危険な雰囲気のせいだろう。 「いい加減、ヴァーチャルに鞍替えしたらどうなんだ。そのがらくたの維持費だけでも精一杯なんだろう?」 太った男は、黒いシャツの男のそばに張りついている少年を、捨てられた犬を見るように横目で一瞥しながら言った。 「よく言うぜ。この3D用撮影機材を俺が抱え込んだお陰で、あんたは変態どもから、注文がとれるんだろうが。で?今回のテーマはなんだ。獣姦ならお断りだ。俺の好みじゃない。」 太った男は、視線を少年から黒シャツの男の背後に広がる金属製の節足動物の群れにゆっくりと移す。危険な瞳の色だ。機械の値踏みをしている。故買屋に叩き売れば幾らで売れるかを考えているのだろう。 勿論、その3D撮影機材は黒いシャツの男、仲間うちではジェットと呼ばれている映像作家の所有物で、太った男には、強奪以外にそれらを所有する権利は生じない。 だが、太った男は、金銭の損得を認識する能力はあっても、それ以外の常識は、母親の体内に忘れて来た類の人間だった。「自分のものは、自分のもの、他人のものも自分のもの」という精神構造の典型だ。 「早く用件を言えよ。それに、こいつや俺の機械を、その嫌らしい眼で舐め回すんじゃない。勲鯛、、、まさかあんた、俺をそこいらのチンピラと同じに扱ってるんじゃないだろうな。」 ジェットに「こいつ」と呼ばれた少年は奇妙なシナを造って、勲鯛の視線から己を隠すように彼の背後に回り込んだ。ジェットは細身に見えるが、その全身に鍛え抜かれた薄い筋肉をびっしり張り付かせた凶暴な身体の持ち主だった。 「いきり立つなよ、ジェット。あんたに絡むつもりはないさ。、、今度の依頼は人体改造だ。男女に女男、(ペニスが3本生えた男の胸には、巨大な乳房)ってやつさ。」 「実用にするならヴァーチャルの方が効くだろうが?どうして俺の3Dなんだ。」 ジェットは、そのあだ名の由来となった漆黒の瞳の輝きを疑惑に鈍らせながら言った。 「スクリーンスーツタイプの3Dが御所望だ。期日はクリスマスイブまでだとさ、クリスマスプレゼントだ、笑わせてくれるよな。」 3Dは通常、観客の前面、あるいは周囲に投影される。だがスクリーンスーツタイプと呼ばれる3Dは、それ専用のスーツを着用した人間そのものに、完全に動作をシンクロした3Dイメージを被せて投影するのだ。 「スクリーンスーツを身につけても、、視覚レベルなら何にでも化けられるが、、感触までは誤魔化せない。イブの夜のお楽しみに使うには中途半端過ぎる。」 「おいおい、あんた何時からコーデネイターになったんだ?客の心配なんかするなよ、台本はこれだ。一応この台本通りに撮ってくれ。スクリーンスーツを着る人間はクライアント自身だとさ。大方、金持ちの変態じじいか、婆あが回春剤代わりに使うんだろうさ。やってくれるな?5千だぜ。」 勲鯛は、彼らが台本と呼んでいるデータの入った正方形のディスクを人差し指と親指でつまみながらそれをひらひらと泳がせた。 「で、今回お前は幾らの紹介料をはねてんだ?」 「野暮はいいっこなしだ。ジェットの旦那。いくらあんたでもこんな客は見つけてこれまい?それに5千あればあんたが欲しがってた、あのレンズセットとプログラムが買えるんじゃないか。それどころか余った金で、そのガキを女に造り変えることだって出来る。改造ケツマンコはよく締まるんだぜ。」 今度、勲鯛が少年を見る見つめる視線は、とろけるようだ。おそらく自分の妄想に酔っているのだろう。少年を買ってきて強制的に女に作り替える事ぐらい平気でやりそうだった。 「、、とっととディスクを置いて失せろ、、。俺の気が変わらないうちにな。」 ジェットの口調に冷たいものが混じった。このアダルト映像作家の気性の寒暖の差は極端に激しい。 勲鯛は肩をくすめて、その場を立ち去ったが、そのポーズが決まらない。勲鯛は捨て台詞と、床に唾を吐くポーズだけが似合う男だった。 だがジェットはそんな彼を嫌ってはいても軽蔑している訳ではなかった。所詮、彼らは同じ世界に住む人間だったからだ。
「リョウ。お使いだ。カイザーにさっきの話の裏をとらせろ。」 ジェットは勲鯛が残していったディスクをテーブルからつまみ上げながら少年に命令する。 「それから外にでる時は、俺のセーターを脱いでいけ。」 リョウと呼ばれた少年は、彼が着るには大きすぎて、だらしなく伸びたセーターの襟首から華奢な鎖骨とまるっこい肩を半分覗かせて、肩をすくめた。 勲鯛と違ってそのポーズは決まっている。 ただしそれは、計算尽くめのエロチシズムの演出だったが、、、。 リョウは少年の皮を被った淫乱女だった。ジェットは街で彼を拾ったその夜にリョウを犯した。いや犯されたのはジェットの方だったのかもしれない。ジェットのような暗黒街に生まれ育ち、多くの屈曲した人間と接してきた男にも、理解し難い者がいる。リョウはそんな人間の一人だった。 「なら、あれはいいのか?」 リョウの眼が奇妙にきらめく。「猫の眼のような」とは陳腐な表現だが、リョウの眼は正にその通りの代物だった。生まれつき虹彩に異常があるのかも知れない。 「あれって、まさかキャットスーツの事を言ってるんじゃないだろうな。」 ジェットはリョウがラバースーツを身につけた夜の乱れ振りを思い出した。 ジェットはその夜、リョウの少女とも少年とも判然とせぬプロポーションに惹かれて、撮影用のラバースーツを彼に着用させていた。 それは純粋に、フェテッシュでビザールな映像を好んでテーマに取り上げる、ジェットの映像作家としての純粋な興味からだった。 この時代、実用に耐えるセックス用のアンドロイドはまだ生産されていないが、もしそれが出来るのであれば正にラバースーツを身に付けたリョウのような姿をしているのに違いない。無毛の黒くテラテラと光る肌を持つアンドロギュヌス。 「そうだよ。ボクはあれが気に入ったし、ジェットも好きだろう?」 「あれはダメだ。撮影用なんだよ。外に着て行けるもんじゃない。」 「だったら、なぜボクに着せたんだ。」 リョウのやや上に反り返った上唇の両端が、挑発するようにつり上がる。 全裸より、いやらしいラバー製のキャットスーツ。リョウがあんなものを着て、この街に一歩踏み出せば、10メートル移動した時点で、精液のシャワーを浴び、さらに次の10メートルで、肛門は破壊されペニスは食いちぎられる、残りの10メートルではリョウの身体はきっと誰かの胃袋の中に収まっている事だろう。 ジェットの右手が、弓の弦を下に引くように左腰に持っていかれる。 手の甲でリョウをぶつ積もりだった。 洒落た言葉でいなす事も出来るが、ことはこの件に収まらない。 最近のリョウの増長振りを考えるとそろそろ躾けをしてもいい頃だった。 リョウの微妙にバランスの崩れた官能的な顔が、腫れ上がるのは残念だが、何時までもつけあがらせておくわけにいかない。 「駄目だよ、ジェット。ボクを殴るのは。」 気配を感じたようにリョウは飛び退がる。 「ボクの顔はブリジッド・バルドーっていう大昔の女優に似てるんだろ?ジェットは綺麗なモノが好きじゃなかったのか?」 笑いながらリョウは後ずさっていく。 「今日はジェットのセーターで勘弁してやるよ。」 そしてリョウは部屋を出ていった。
「妄想は他人の力を借りてより強くなる。」 ジェットは目頭を揉みながらいつもの自家製営業用テーゼを繰り返してみる。 先ほどまで、見知らぬクライアントの「台本」というか、妄想を繰り返し読み込んでいたのだ。 ジェットが撮影前に執り行ういつもの儀式だった。 それを通過しないと作品を造る為のイメージが定まらない。現実の俳優を使うのではない3D映像にとってイメージこそが全てだった。 持ち込まれた台本は奇妙だった。 勿論、性的な異常さを云々するなら、ジェットの経験値からいって、この台本は飛び抜けた「妄想」を抱え込んでいるわけではない。 ジェットは、快楽殺人の場面まで「撮った」ことがあるのだ。 その他、美女の鼻孔に一物を挿入して果てる場面であるとか、妄想上は可能だが現実的には不可能な事を、より視覚的に生々しく見せる技術は、まだヴァーチャルより3Dが勝っている。 3Dには「異物感」があるのだ。 だからジェットの元には常識のたがが外れてしまった「妄想」が集まってくるのだが、、。 その中で今回の台本には、他のものとは違う「奇妙さ」があった。 まず人物設定が異常だ。 男同士の性愛と性倒錯、一方は父親、もう片方はその息子。 だがそこまでなら掃いて捨てる程の平凡さだ。 この街には自分の幼い息子を犯すアル中親父は山ほど存在する。 この台本の奇妙さは、女に成り果てて、男に奉仕するのは息子ではなく、その父親の方だという事にあった。しかも、台本にはタイムトラベルで過去に戻った息子が、若き日の自分の父親を性転換させて犯す設定が設けてある。 タイムトラベル、今世紀最大の混乱の元凶。 それがまだ夢物語だった頃には、タイムトラベル自体が引き起こすパラダイムシフトの巨大さと深刻さを、誰も切実に考えなかったに違いない。 今、タイムトラベルは秒読みの状態になっている。 今日明日中にいずれ何処かの個人か企業がそれを成し遂げるだろう。 だが、今世紀において、過去や未来に移動しても揺るがない程の「人間存在を支える価値観」は、宗教にも哲学にも存在していなかった。 それこそが人々の最大の課題だった。 ・・・続く 続きは「[ JetBlackうろぼすの蛇]の続きを読む」をクリックね。次のページにchikaからのクリスマスプレゼント用意してまぁす。
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過去に戻ってまで自分の父親を犯さなくてはいけない息子の動機はどこにあるのか? それに台本では息子の容姿は、真っ黒な全身ラバースーツに覆われており最後までその正体を現さない。 一方、3Dスクリーンスーツはこの息子と父親の両方に設定するように指定がしてある。 クライアントは犯される父親と犯す息子の二つの視点を必要とする人間なのだろうか?考え過ぎか? ジェットが思考の迷路に落ちたとき、突然、彼の両目が塞がれた。 リョウが子どもがやるように彼の目をリョウの両手で後ろから塞いだのだ。 ジェットはその手を払いながら、暫くリョウの細い手首の感触を楽しんだ。 「ハイ。カイザーのお土産。これ以上調べるなら割増料金だって。」 「早いな。」 「ハッキリしない所がある人間だけど、裏に潜っているような人間じゃないって言ってたよ。」 ジェットはリョウが手渡したカイザーのディスクをコンピュータのスロットに挿入する。 始めに当のクライアントの顔が映し出された。 ジェットの傍らでリョウの息を呑む声が聞こえた。 輝く銀色の総髪を後ろに撫でつけているヘヤースタイルの下には、なめし革を張り付けたような痩せた顔があり、その中央でやや目尻が下がった大きな目がギラギラと輝いていた。 口元は薄く引き締まっておりこの老人の意志の強さを感じさせている。 西洋の血が半分ほど混じった東洋人だ。 ジェットによく似ていた。彼が老いればこんな顔になるはずだ。それがリョウが息を呑んだ理由だ。 ジェットは自分の父親の顔を知らない。 彼は、3D作家である叔父に引き取られて、この暗黒街で成人したのだ。 もし自分の父親がいるのならこんな顔をしているのかも知れない。 ジェットは台本との奇妙な符号と予感を否定しながらリターンキィを押した。 「やあジェット。驚いただろう。俺もコイツをデータから引っ張りだした時は、いささか驚いたよ。あんたの悪ふざけかと思ったのさ。、、この爺さん、犯罪者じゃないが正体がよく判らん部分がある。まあ珍しい事じゃないがな。資産家だよ。金をあっちからこっちへ転がして儲けてる。判らないのはその始めの資金をどこで手に入れたのかって事さ。この爺さんの平凡な経歴から見て、そんな大金を手に入れられる筈がないんだがな。勿論、経歴自体が嘘ぱちだろうが。という事で、数人だが電話で奴の知り合いにあたりを入れてみたんだ。この爺さん。飛んでもない博才があるみたいだぜ。まるで物事の先が読めるみたいに大きな賭け事を当てまくるらしい。だから噂じゃ、この爺さんの元手は公営博打で稼いだって話なんだ。所が不思議な事に、身内で集まった時の賭け事になるとさっぱりらしい。それで取り巻きがみんな不思議がるわけさ。そこんとこ、もうちっと調べて欲しけれりゃ割り増しだ。なんなら使いに寄越した坊やを一晩貸してくれてもいい。爺さんの詳しい履歴は、次のページに載っけてある。じゃあな。この分の料金の支払いはいつもの俺の口座だ。忘れんなよ。」 ジェットはコンピュータのスイッチを切った。 カイザーの顔が一瞬揺らいでブラックアウトする。 「次を見ないのかい?」 「十分だ。相手に金があるならそれ以外はどうでもいい。爺さんの正体が悪魔でも構わない。」 「なんだ。ボク、カイザーのところに行かされるのかとドキドキだったんだけど。」 興奮した様子でリョウが舌を入れてくる。 ペパーミントの唾液。男娼の計算。 ジェットは酒をあおるようなつもりで、リョウの固い舌を吸った。 リョウの手がジェットの股間をまさぐる。今は何も考えない事だった。 ジェットは、初め3Dのモデリングに人間の実体を採用する事を躊躇していた。 だがスクリーンスーツ対応の3Dフィルムを撮影する際、サンプルになる「人体」抜きでプログラムを走らせるとなると、相当に長い時間が必要になる。 納期の期限までにもう2週間を割っている。間に合いそうになかった。 サンプルになるアクター達を調達しようとしたジェットを止めたのはリョウだった。 「ボクらでやろうよ。」・・そういう事だった。 人数は合っていた。クライアントがスクリーンスーツを着込んで化けたい主人公は、二人しかいない。その他の脇役は、ジェットがプールしている3Dデータで充分まかなえるレベルだった。 ジェット自身もこの手法は過去に何度か用いている。 同棲していた女を使ってやった事もあるし、金で雇うアクターではなくジェットの取り巻き連中でサンプルを採ったこともある。だが今回は、そうする事にジェットは何処か疚しさを覚えていた。 原因はジェットにそっくりなクライアントの顔写真だ。 それを押し切ったのはリョウで、ジェットはリョウとの肉欲の疼きを断ち切ることが出来ず、このプランをのんだ。 ジェットは息子になった。リョウは父親だ。ジェットは初め父親役を演じようと考えていた。 ジェット自身、女装趣味も無かったし、行為の時も「受け」をやった事がないので、「女にされる男」の屈辱が屈折した快感に変化する心理やアクションを、現しやすいと判断したのだ。 それを伝えた時、リョウは笑った。「ジェットは監督で役者は無理だよ。父親役は無理、」 そしてリョウは見事な役者だった。 二人は、3Dフィルムの撮影に没入した。どこまでが、虚構か実生活なのか判らない程に、、、。 プログラムを走らせる。 巨大な金属製の節足動物のように見える自走装置を持つ3D撮影機械が、まぐわう彼らの回りを這い回った。彼らは睡眠時間を切りつめ、食事を採る以外は、フィルムを制作しているか睦み合っている状態に自分たちを意識的に追い込んでいた。 台本にあった、お互いの排泄物をなすりつけあうシーンも、小水を飲み干すシーンもプログラムの力を借りずに実演した。こういった荒んだ生活の中、ジェットとリョウの性欲は減退する事は無く、かえって狂気さえ感じさせる程の高揚をみせていた。 、、、、、。 今、シーンはラストに近づいている。 ラバースーツを身体に張り付けたジェットの腰の前に、ラバーのメイドコスチュームに身を固めたリョウが跪いている。 長くて濃厚で永遠に続くかのような父親の息子に対するフェラチオがフェイドアウトしてゆく場面で、クライアントの「台本」は終わる。 注釈にはこう書かれている。 「息子の顔はガスマスクで覆われてその表情は見えない。しかし、息子は突き上げて来る快感に乗せるように、悲しみの涙を流しているのだ。」と。 ジェットには最後までその台本の意味が理解できなかった。 だが、信じられない事に、ジェットはリョウにフェラチをさせながら、台本通り「泣いて」いたのだ。その涙の本質は、原因のない純粋な「悲しみ」だった。 そして、その悲しみは、ジェットの腰から突き上げて来る「快楽」より数倍も透明で純度が高かった。 フィルムを仕上げて、勲鯛にそれを持たせた夜、ジェットとリョウは死んだように眠った。それはフィルムの納期期日の前夜だった。 夢のない眠り。意識のない眠り。一つのベッドに二人が寄り添っていても、その事になんの意味もない眠り。死と見まごうばかりの眠り。 先に目覚めたのはリョウのようだった。 その筈だった、目覚めたジェットの側には今では慣れ親しんだリョウの膚がなかった。 リョウによって玄関のドアが開け放たれているのであろう。 部屋の中に寒気が忍び込んでいた。 仕方なくジェットは、毛布を身体に巻き付けてのろのろと玄関に向かった。 早くドアを閉めさせて、リョウをキッチンに立たせるつもりだった。まるで腹の部分がなくなったような空腹を感じていたのだ。 リョウはいなかった。 その代わりに、玄関にはうっすらと雪が積もっていた。 雪は水分が多いのかべっとりしており美しくはなかった。 舌打ちをしてドアを閉めようとしたジェットの目の片隅に、玄関の地面に放置された小包が見えた。 「フィルムの返品?」そんな考えがジェットの脳裏をかすめた。 その小包の大きさが3Dフィルムパッケージと一致したからだ。 だが最近制作したフィルムには全て自信があった。それに流通の経路からいって、返品があるなら、まずは勲鯛のはずだった。 ジェットは腰を屈めてその小包を覗き込んだ。 小包にはプレゼント用の赤い縁取りをした緑のリボンがかけてあった。 そしてそのリボンと小包の間には一枚のカードが挟んであった。 ジェットはそっとそのカードだけを抜き出す。 小包の中身が爆弾である可能性もあったからだ。 そのカードは最初、クリスマスカードだと思えた。 緑の葉を持つ枝をサークル状にして、、、違った。 それは、真っ白なカードに二匹の蛇がお互いを飲み込んでいる姿が印刷してあったのだ。 「うろぼすの蛇だ、、、。」 ジェットは精液の匂いのする息を、寒気の中に白く吐き出した。 街の遙か向こうからジングルベルが微かに響いていた。 リョウはまだいない、、。
ラバー・フェティシュ 2 紅りんご
久々のラバーマニアック登場!肉体にピッタリフィットする。蒸れてムンムンのラバーフェチの人は結構多いらしいです。女肌よりラバーの肌触りの方がたまらなく興奮する。ラバーマニアの為の最高のラバー作品。大胆に乳房と股間がパックリ開いたラバーコスチュームに身を包んだ「紅りんご」が鏡越しにムッチリした体をクネらせ、窓際をバックに挑発的な視線で迫る。
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