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 ばば皮

sinside004.jpg 

 山形に伝わる昔話です。

tyu1ff.jpg 『ばば皮』
 昔むかし、爺様がいたんだと。爺さまには三人の娘がいたんだと。
 ある年、田んぼの田んぼの水がなくて困っていたんだと。
 そこに一匹の蛇が来て「お前の娘を嫁にくれるなら、水を与えよう」って言ったんだと。
 しょうがなく娘達に話したら、一人目と二人目は嫌だという。
 けれども三人目の娘は、「嫁入り道具にひょうたん干と針千本、買ってくれるなら、私が嫁に行く」っていうんだと。
 そして、嫁入り道具をもって山奥の沼に行ったんだと。蛇は娘の嫁入り道具のひょうたんを沼に沈めようかと思って頭突っ込んだのだと。
そしたら、中に入れていた針に刺さって死んでしまったのだと。
 けれども、蛇の嫁に行った娘なんて帰る場所がないって思って、山道をとぼとぼ歩いていたら、一軒の家があったんだと。娘は考えて、その家に、「もし、私は旅の者ですが、私を働かせてくれないでしょうか」って言ったのだと。
 その家の婆様は、「我が家で働かせるなんてできないけれども、庄屋様の家で下働きが欲しいって言っていたから聞いてみてあげよう。けれども、お前はそんなに綺麗な顔でいったらダメだ。我が家にある、ばば皮をかぶって行け」って、ばば皮を貰ったのだと。
 そして、ばば皮かぶった娘は庄屋様の下働きになったのだと。
 ある晩に下働きの婆の部屋に灯りがついているのを見た庄屋様の息子が、「はて、今頃灯りなんてなんだろう」って、ばばの部屋覗いてみたら、可愛い娘が字の練習をしていたんだと。
 息子は、その娘に一目ぼれして、ついには病気になってしまったのだと。
 お医者様もお手上げで、坊主に診せたら、「この家の女たちに水持ってきてもらえ。そして水を飲んだ娘と一緒にすると治る」なんて言うのだっけど。
 庄屋様は家の女たちに一人づつ水をもってきてもらったのだけれど、誰も水を飲まなかったのだと。
「あとは誰もいないのか。そういえば、ばばも女だから水を持ってきてもらえ」ってばばに水を持ってきてもらったのだと。
 そしたら、息子はその水のんだものだから、皆びっくりしたんだと。
 そして、ばばを風呂に入れたら、ばば皮がはがれて、中から綺麗な娘が出てきて、みんなびっくりするは、喜んだはd、何日もお祝いが続いたんだと。
 どーびんと。


7318106191.jpg   たまたま車を流している時にかけていたAM放送で、上の「ババ皮」ってゆー昔話があるのを知りました。どこかで聞いたことのある話だなぁって考えてたら、この話を下敷きにした漫画を小さい頃に読んでいたのを思い出したんです。
 設定はかなり変えられていて、地球侵略に来た宇宙人の男が、人間の世界に紛れ込む為に「人間の女性の皮」を被っているという話だったように思います。その皮の離着のプロセスが、「ババ皮」と同じでお風呂に入ることで皮が脱げるんですね(笑)。
 chikaはなぜかこの漫画を凄く気に入っていたんですがいつの間にか紛失してしまったようです。たぶん子供心にも自分がこの漫画に惹かれる理由がとても「いけない」事にあるって薄々気がついていたから、(他人に見つからないように)知らないうちに処理をしてしまったのかも知れません。
 これと同じように自分で知らないウチに記憶を操作しちゃうような事が、他にもあります。今は自分自身の性癖を是認出来るようになったから、ふとした弾みで、そーゆーいけない記憶を取り戻す事が多いんですよね。

 chikaが小学校の中学年の頃だったか、自分より1歳下の男の子が家に泊まりに来てたんです。あの頃はまだパパリンと同じ家に住んでいた頃だから、その子もたぶんワケありの子だと思うんですけどね。
 子供の頃はそんなこと考えないからすぐに仲良くなりました。 夜、一緒の布団で寝てたら、どういうワケかおちんちんの触りあいになっちゃったんです。 それで二人ともいい具合に硬くなったら急にその子がchikaに覆い被さってきて、おちんちんをchikaのおちんちんに擦りつけてきました。
物凄い快感がおちんちんを襲って、初めて射精してしまったんですが、そのこと自体がどういう意味を持つのかが理解できていませんでした。 でもそれがきっかけになっておちんちんを擦りあううになったのは確かです。
 辛かったのは、その子はまだイクことを知らないようで、chikaが射精してもその子は構わずchikaのを擦り続けてくるんです。
 これって今のchikaの感覚で言い換えれば「犯されてる気分」なんですよね。その子はイカないけど、おちんちんを擦りあう際に 「もっと強く」もたいな内容を口走ることもあったから、やっぱり何らかの形で気持ちよかったんだと思います。
 それから初フェラ経験、、実際にはフェラってゆーようなモノじゃないんだけど(笑)。おちんちんを顔の前に出されたので咥えて舌で転がしてあげたらその子、すごく気持ちよさそうにしてました。chikaもその子にしてもらって、先を舐められながら玉を揉まれたらすぐにイってしまいました。
それからその子が家に居る間中、その子をフェラでイかせたりおちんちんを擦りあったりして遊んでたんですが、ある日、その子もとうとう射精して、お互いのお腹が精液でベトベトになって大変だったのを覚えています。とゆーかはっきりそのことを思い出しました。 一番気持ち良かったのはやっぱり、お互いの朝起ちを擦りあったことかな?
 chikaが下になって、その子にぐりぐりと擦りつけられるのが特に好きだったような気がします。 まあその子は知らないうちにパパリンの家からはいなくなったんですが、、今思えば一週間ぐらいの出来事だったように思います。学校?勿論、その間、その子もchikaもさぼってますよ(笑)。
 こんな風に書くとchikaって昔からニューハーフの素質があったんだって言われそうだけど、この後、しばらくは、ってゆーか義理の母親に引き取られて生活するようになるまでは至って普通の男の子だったような気がします。ってかこの子との事もほとんど忘れてた位だから。
 でもこーゆー人間だから、下の小説みたいなのを書いちゃうんだなって、最近、しみじみ考えちゃったりします。
(以下、ご紹介する短編は、SMfに掲載したものを「美味しいとこ取り」して、かなり割愛してあります。「ストーリーが意味不明じゃん」と思われる方は全文を読んでくださいね。)

平成影男
ストーカー・ハンターの憂鬱

11arms00011ps.jpg  どうだろう?透明人間の「一人語り」なんて、今時流行るのだろうか?

 私の名は「影男」だ。勿論、本名ではない。まだ私に「肉体」という実体のあった頃には姓名にもそれなりの意味があったが、こうして透明人間になってしまった今では、その呼び名にさほどの価値はないように思える。
 それに先ほど「実体」と言ったが、実の所、私の前身が人間であったかどうかさえも定かではないのだ。

 透明である事を利用して様々な破廉恥行為を楽しんで来た。これからだって色々なバリエーションが考えられるのだが、今の所、私が凝っているのは「新婚ウォッチング」だった。
 結婚したての男女の間には、非常に濃密なエネルギーが漂っており、しかもそのエネルギーは他の誰とも共有できない質のものである。だからからこそ、覗き見が性癖になっている私にとっては、余計にこちらの劣情を刺激し興味を引かせるのだ。
 「新婚ウォッチング」、、まあ有り体に言えばノゾキ行為そのもの、つまり透明人間の一番得意とする分野なのである。
 そしてこの「新婚ウォチング」は、私のバイセクシャルな性向と(後で書くが変幻自在な人体スーツの存在に所以する部分も大きい)相まって、今までの変態行為の中でも最も透明人間である事の旨味を味あわせてくれる行為でもあるのだ。

 私が丸木夫婦と出会ったのは、共働きの彼らが早朝のM町商店街を最寄りの地下鉄駅に向かって急いで歩いていく途中だった。
 私の方はと言えば、二週間程前から目星をつけていたM町にある店舗に忍び込んで、首尾良く頂いた獲物を透明袋に入れ、アジトに向かっている最中であり、こんな場面でなければ二人が揃った姿などずっと見る事はなかっただろうと思う。
 M町商店街の奥まった場所には、最近新しいマンションが建てられており、彼らはそこに新居を構えているのだった。小振りだが瀟洒さが売り物のマンションでそのローンは結構な額になると思えた。
 彼ら二人は、一年前に都内の中堅建築会社で職場結婚をし、その時点で新妻となった丸木紗夜は職場を辞めていた。
 そして今、彼らが再び共働きを始めたのは、夫の慎一が今まで勤めていた会社を辞め、友人と共に新規事業を起こしたからだった。
 夫に付き従い夫を援助する、、紗夜は外見的な派手な見栄えの良さに加えて、そんな古風な美徳を持つ女性でもあった。


 所で、私が彼らの出勤途中で出会うことになったのは理由をもう少し詳しく紹介しておこう。内輪話になるが、いくら透明人間であるからと言って盗みに入るタイミングはいつでもいいという訳ではないのだ。実体を持つ犯罪者が窃盗を働くより、見えない透明人間が物を盗む方が簡単だろうと思われるだろうが、盗品が空中をフワフワ動き回る方がよほど怪しいのだ。
 詳しくは言えないが、昼間、透明の状態で目標建築物の内部に忍び込んでおいて、夜中に獲物を懐に頂いて外に脱出するといったような盗み働きのケースがよくあるのだ。
 出勤途中の彼ら若夫婦と出会ったのは、正にそんなタイミングだった。
 私の気分は、盗みの成功で高揚していたし、その日は洗濯物のCMに出てくるような快晴で私はかなりハイテンションだった。
 そんな朝日の中、肩を寄せ合い、昨夜のセックスの余韻を残した濃密なオーラを保ったまま歩く男女が丸木夫婦だったのだ。
 しかも彼らは絵に描いたような美男美女のカップルだった。更に幸運な事に、男も女も私の「好み」だった。
 女を抱きたかったし、男には抱かれたかった。特に長身でモデルのようなバタ臭い顔をした夫の慎一の方は私の好みだった。
 私の様な厚顔無恥のバイの悩みは、女には強姦という最終手段がとれるが、男に無理矢理抱いてもらうのは不可能だという事だった。
 しかし私は、丸木夫婦に対する欲望をたぎらせる内に、この二つの願いを同時に叶える事が、着眼点を変えさえすれば不可能ではないと気付いたのだ。
 私は、どうしても実体を持って活動しなければならない時の為に、精巧な人体スーツを所持しており、それを欲望処理の為に流用するという方法が残されていたのだ。
 私が彼の妻に化けてすり代わり、慎一とのセックスを楽しめばいいわけだ。
「今日は変わったセックスをして欲しいの」とでも甘えた声でねだればアナルセックスにだって持ち込める、、。 
 勿論、初期値では擬似的なパーソナリティさえ持たない単純なマネキンのごとき人体スーツを変化させる為には、模倣元の膨大な素材データと行動様式データが必要となる。
 まあ、こちらは透明人間なのだから、その辺りのデータなど微に入り細に入りなんでも手に入る事が可能だ。

 そうやって私は紗夜の後をつけ回す事になった。本当は「覗き」によって慎一の生活全てを堪能したかったのだが、慎一に抱いてもらうには紗夜に化けるしかない事を思い出しその欲望に耐えた。
 透明になってくすねた慎一の洗濯前のパンツに顔を埋めるより、慎一に彼の妻として抱かれる方が数倍、快楽を得られる筈なのだ。

 tyu-3ff.jpg

 ・・そんな私にライバルが現れた。新妻の丸木紗夜はまだ彼の存在に気づいていないが、彼女を付け狙う私以外のもう一人のストーカーの存在があったのだ。
 透明人間とは本当に便利なものだ。ターゲットである紗夜は勿論、周囲の人間に常に神経を配わなければならないストーカー男でさえ、この私には無防備なのだ。
 誰が己の吸う空気に気を使うだろう。
 私は暫く、このストーカー男を監視する事によって、彼の若干の背景を知る事が出来た。名前は神部和之、元、紗夜の同僚だ。

 紗夜の美貌だ。婚前まで紗夜を慕っていた男の数が多いであろう事は容易に想像がついたが、彼も又、その内の一人だった。
 高校卒業後、家庭の都合で大学進学を断念し、丸木らがいた建築会社に事務職員として勤めていた紗夜を、ディスク越しに、密やかに、そしてある種の妄執を含んで眺め続けていたのが神部だった。
 勿論、結婚してしまった女にいつまでも未練を残す男の数は少ないし、多くの男達は紗夜の結婚相手である丸木慎一を見て、素直に敗北を認めた事だろうと思う。
 だが例外が一人いた。それが神部和之だったのだ。

 私は神部の家に忍びこんだ時、彼の隠し部屋に集められた様々な「紗夜コレクション」を発見して、彼のストーカー振りに暫く身震いをしたものだ。
 一般的にみれば、一人の人間が生活上でゴミとして廃棄したものが、神部の部屋にはきっちりと整理整頓されて保管されてあったのだ。勿論のそのゴミを出した人間は丸木紗夜である。
 紗夜の使い古したストッキングや下着の類から、履きつぶした靴、迂闊に捨ててしまったコンビニなどの領収書、包み紙に入れて捨てられたガムの噛み滓等々。
 この辺りに神経を配る女性なら、例えばストッキングにハサミを入れるなどをするのだろうが、紗夜はそのややきつめの美貌とは裏腹に、人を信じすぎてしまうが故の大らかさがあったのだ。
 だからこそ、新婚間もなく今までの手堅い生活を捨ててしまった夫についていけた訳だが、、。
 だが、まだ神部は知らない。丸木紗夜の奥深い部分までは。
たとえば紗夜が炊事用のゴム手袋を付けた手でオナニーをするのが好きであるとか、夫の性感帯がアナル付近にあるのを知りながら、彼女の内にあるささやかな道徳観に縛られて、夫に喜びを与える事に躊躇している事などだ、、。
 しかし、いずれ神部は彼の執着心によって、それらの隠された部分までも気付いて行くのに違いなかった。

 

tyi-2ff.jpg  ある日、私は決心をした、神部のストーカー行為をやめさせる、と。
 このまま神部のストーカー行為が露骨になっていけば、いくらおっとりとした紗夜でも異変に気が付くだろうし、自分の周囲を警戒し始めるだろう。
 そうなればいくら透明人間の私でも、彼らに密着してのデータ収集は難しくなる。
 神部のストーカー行為を阻止する為には、色々な方法がある筈だったが、私は、これまでに集めたデータで紗夜の人体スーツを形成し、彼女の姿で彼の前に登場して見ようと思った。
 本物の紗夜は気が優しい女性だから、神部を前にしても何も出来ないはずだが、その中身がこの私ならそれこそ「どんな」事でも出来る。
 ・・まあそれに現在生成中の紗夜スーツのテストも兼ねて見たいという気持ちも少しはあった。


 ほぼ完璧な彼女の皮膚を形成しつつあるスーツの脚部分につま先から足を入れる。ちょっときつめのストッキングを履くようなものだ。皮膚を巻き上げていくと、その内側が生き物のように吸い付いてくる。鳥肌が立つような快感だ

 私は初めて同性に耳や首筋をなめられた時の事を思い出した。
 それから人工皮膚を腰まで引き上げるとペニスを模造女性器の裏側に巧妙に形作られたポケットに挿入した。
 もし仮にこの性器に男性のペニスが挿入された場合は、同時に自分のペニスも刺激される仕組みになっている。それに場合によっては性器の中心からペニスも引き出せる。まあその時は、即席の両性具有者というわけだ。
 下半身が暫く波打つように振動していたが、それが収まってから私はスーツに腕を通して、ズシリと重い豊かな乳房を胸に付けた。私の自前の乳首がジンジンと熱くなる。おそらくスーツの乳首と肉体的にシンクロし始めているのだろう。
 この同期感覚はスーツとの接合面に置いて全てに感じられるのだが、私の場合は肛門付近や内股、乳房周辺が特に強い。
 それが紗夜の性感帯なのか自分のものなのかは判らない。スーツをまとった時の感覚は通常とはまったく異なるからだ。
 スーツの背中に縦に走っているジッパー部分は自動的に閉じてゆく。
 まあスーツ自体が半分は生き物みたいなものだから、獲物を飲み込んだら口を閉じるのはあたり前なのだろう。
 私は紗夜の頭部の抜け殻のように見えるマスクを首の切れ目から被っていった。私の顔の皮膚がマスクに吸引されていく。
 紗夜の頭部の方が私のものよりサイズが小さいから、物理的には私の顔がマスク全体を引き延ばしている訳なのだが、あまりの密着感と拘束感によって吸い込まれているような錯覚に陥るのだろう。
 マスク部分も暫く最適な接合を求めてぶるぶると身震いしていたが、やがて完全に私の顔にフィットした。
「くはぁ、、、。」 
 私は試しに、口を大きくあけてみたり顔を左右にしかめてみた。不自然さは何処にもない。
 ただ困ったのは、鏡の中に写っている顔は、本物の紗夜より遙かに淫乱そうに見えるという事だった。既に疑似女性器の裏側に収納されたペニスが自分の顔を見ていきり立っていたぐらいだ。
 まだデータが十分ではないのだ。このままでは夫の慎一には通用しない。・・そして神部には、、そこの所が微妙な部分だった。
 そして最も大きな障壁は「声」の問題だった。スーツの首周りは声帯ギブスの様な働きを示すし、最後に飲み込む形でプラグインする疑似声帯は極限まで紗夜の声を模倣する筈だったが、その為には質の違ったもっと多量のデータ採取が必要なのだ。
 だがその紗夜のデータを集めきるまで、神部を放置しておくのはきわめて危険なような気がしていた。
 私の観察によると神部の内圧は日に日に高くなっている。今は彼女をつけ回しているだけの神部が、具体的に紗夜に接触し始めるのは時間の問題だと言えた。 

 73cacc.jpg

 自分の身の回りに立ち上っている香水の香りに軽い興奮を覚えながら、紗夜の形の良い指先でドアのチャイムを押してやる。
 午後九時。おそらく今頃、神部は隠し撮りしてある丸木紗夜のビデオを繰り返し見ている筈だった。
 覗き窓から私を確認し半信半疑の思いで私を迎え入れた神部の顔に大きな驚きと喜びの表情が広がった。
 私はその瞬間を見逃さず手のひらに握り込んでいた即効性の神経ガスを噴出させた。
 無味無臭、しかも二呼吸の間にその成分は肉体内に取り込まれない限り空気中に分解してしまう。しかし私が息を凝らしている間に神部は十分にこの神経ガスを吸い込んだようだ。
 しきりと自分の耳の穴に人さし指を入れている。今、彼は人の声がかろうじて聞こえるという酷い難聴状態に陥っている筈だ。
 そして軽い酩酊状態が恒常的に続く、それがこの神経ガスの性質であり、私が考え出した「声」対策だった。
「助けて神部君。あたし、、あなたしか頼れる人がいなくて。」
 私は神部の胸元にすがりついてやった。おそらく神部はほとんど思考停止の状況になっている筈だ、
「ど、どうしたんだい、、紗夜ちゃん、」
 ちょっとファッション感覚が狂った水商売の女が着るようなスーツを身にまとっている紗夜の「違和感」を、神部は感知していない。
 それどころか指先にさらりと逃げていく服の生地と腰の細さ、香水の匂いに幻惑されているようだった。
「、、私、このままだと慎一に殺される。」
「そんな、、馬鹿な、、君たちはあれほど仲がいいのに。」
 神部は思わず本音を漏らしてしまう。紗夜のストーカーをしていれば嫌でも紗夜と慎一の仲むつまじさは目に入る。いつもその仲の良さに神部は狂うほどの嫉妬を感じて来たのだ。
「だから誰も私の言うことを信用してくれないのよ。慎一は恐ろしい人だわ。」
 神部の中の残された理性がかろうじて働いている。夫の家庭内暴力が珍しくない時代だ。それに慎一は頭がいい。ヤツなら表向きは理想の夫像を演じながら裏で紗夜を虐待する事ぐらいやってのけるだろう。
 俺だって毎晩、二人の夫婦生活を監視している訳ではないのだ。一見幸せそうに見えても、、、勿論、神部がそう考えたのは、自分が慎一ならという置き換えをやったからで、普通の観察眼をもってすれば私の言った事など、まったくのでたらめであるぐらいはすぐに気が付くはずだった。
 神部は、最初おずおずと私の背中に回していた両腕に力を込めて始めていた。逃がさないぞという事なのだろうが、それは同時に神部が私の仕掛けた罠にはまりつつあるという事でもあった。
「でも、どうして僕のとこなんかに。」
「私、あなたがずっと私の事を思っていてくれていた事知ってる、、。それに結婚した後も時々あなたが私の事見てるのも、、。」
 この私の一言で、神部の身体が一瞬びくっと緊張したのが判ったが、私はかまわず神部を抱き締め直した。
 そうだ、お前は今からストーカーなんかじゃない。一人のか弱き女性を悪魔の手から救い出すナイトなのだ。

05fvf.jpg 「助けてくれるの、、?」
「あっ。、、ああ勿論だ。」
「じゃ抱いて」
「へっ。?
「私をこの場で抱いて、安心させて、」
 私は顔を神部の正面に向けて瞼を閉じた。唇は半分ほどあけて置いてやった。
 神部の唇が武者振り付いてくる。そして彼の舌先が私の誘いにのって押し込まれてくる。不思議とその舌に嫌悪感がない。
「がまん」出来るのだ。
 もしかしたら私は以前、こういった事を商売にするような人間だったのかも知れない。宇宙人説は放棄すべきなのだろうか。
 いやそれは早計かも知れなかった。なぜなら私の頭の奥底では、差し込まれてきた神部の唇に対して、性欲と食欲が同時に沸き起こり始めたからだ。
 つまり私はお腹が減っているのだった。キスが空腹を気付くきっかけになる女性はそう多くないだろう。
 神部の舌を彼の唾液とともにすすり上げた。そしてお互いの舌の表面をこすりつけ合う。そして歯の表面の艶やかさと堅さを舌先で確かめる。
 私にはどういう訳か虫歯が一本もない。紗夜には現在治療中の虫歯が一本ある。ボイスチェンジャーの疑似声帯が出来るまでスーツの力は口の中には及ばない。
 浸水性の極薄い着色フィルムのような物を、口蓋の半分ほどを覆うだけだ。
神部は紗夜が歯医者に通っている事を知っている。
 普段の神部なら、そういう事に気が付く。彼はそういう男なのだ。だが今は心配ないだろう。今の彼は肉欲の虜だ。
「お、奥に行こう。」
・・・興奮しきってうわずった神部の声が耳元で聞こえる。
「ええ、、。」   
 私は神部の胸にしなだれかかる。私はもつれ込むように神部と歩く時も、彼のTシャツに浮き出た乳首をさりげなく刺激し続けてやった。
 部屋の奥にベッドが置かれてある。まるでホテル並のベッドメイキングが施されてあった。
 神部が部屋の照明を落とす。好都合だった。ベッドの縁に座ってジーンズのベルトを緩めかかった神部の手を止めて、私は彼のジーンズとパンツをずり下げてやった。
 もう既に勃起してテラテラと輝く赤黒い亀頭を持つペニスからは生臭い匂いが立ち上ってくる。
 私はこの匂いが嫌いではない。過去に何度もかいだし、髪の毛を掴まれて強制的に嗅がされた事もある。
「紗夜さん。そこまで」
「いいの、、。」
 神部の遠慮は上面だった。私が浅いフェラチオを続けていると神部はねだるように腰を突き出し始め、やがて私の頭を押さえ込み出した。
 髪の毛を強く引っ張られるとマスクがずれる可能性があった。私は自前の髪を残していたから頭部の人工皮膚との接合が弱いのだ。
「はがぁっ。苦しい、、。」
 私は、ペニスを浅くくわえたまま、否定とも肯定ともとれる甘えた声を出してやる。
「済みません」
 神部があわてたように言って手を離す。勿論、とんでもない幸運から己の手の中に転がり込んできた獲物を逃がさない為だ。
 私はくわえていたペニスを吐き出すと「服を脱がせて」と小声で言って立ち上がった。 
 神部は初めて女と寝た男のように、ぎごちなく私の服を脱がしにかかる。いや紗夜のような素人女とここまで来ることは、神部には今までなかった体験なのかも知れない。
 神部は一見、何処にでもいそうな普通の男だ。
 特別、女性に嫌われるような外見を持つわけでも、表面だった性格のゆがみを感じさせる訳でもない。
 だがそんな男が結婚後の若妻に対して、一年以上に渡るストーカー行為を働くだろうか、、。
 事実、神部とつきあい始めたオンナ達は彼の「異常」に一週間もあれば気付く事になり別れて行ったのだ。
 つまり神部は基本的に「人」を愛せない男だったのだ。神部が愛せるのは自らの幻影を投影できる肉の塊だけだった。
 それは神部の性技にもよく現れていた。神部は私の足の指の一本一本を口に丁寧に含みながら、更に足全体に自分の身体をこすりつけている。
 あたしは人工皮膚のつま先部分がどう肉体にフィットしているのか至近距離で確認した事がなかったので、冷や冷やしながら、足の指を舐められて感じている振りをするしかなかった。
 腕を無理矢理上げられて脇の下を舐められた時には、本当にドキドキした。
そこだけが紗夜スーツの着心地が悪く、なにか常によじれたような感覚があったからだ。
「そこは余り感じないの、、よ。」
 私が消え入る声で呟くと神部は急いで攻略方を変え始めた。まあ一般的な前戯に戻ったと言うことなのだが。 

 神部は私の人工の女陰部に指先や太股を割り込ませて刺激を送ってくる。空いた片方の手は常に私の人工乳首を弄んでいる。その執拗な愛撫に私の人工性器の内側に収納されたペニスや陰嚢が疼き始める。
 私は男の膚の匂いが好きだ。私はそのまま快楽に溺れそうになる意識を引き起こして赤い舌を出した。 
「いやそっちは駄目、、感じないの、、。悲しいけど彼に仕込まれちゃった。」
 私は神部から逃れてベッドの上で四つ這いになって尻を高く突き上げて見せる。
「おしりの穴、、うんちが出る穴、、」
 私は紗夜の顔がゆがんで見えるほど、ベッドのシーツに頬をこすりつけた。
羞恥と興奮は表裏一体だ。 
「私は犬よ。雌犬になっちゃった。感じさせて、、慎一よりもっと強く感じさせて。」
 芝居がかった台詞だが、犬の飼い主になりたがっている神部にとってはこの言葉、魂に撃ち込まれた弾丸のようなものだろう。
 勝手が判らずアナルに無理矢理ペニスをつき込んでこようとする神部に向き直って、私は何度目かのフェラチオをしてやった。
 そしてこちらの意図を知らせる為に、中腰になっている神部の下に潜り込んで彼のアナルの周りを舐めてやった。
「はふぅ、、沢山唾を付けて滑りやすくして、、それにやる前にはこんな風に柔らかくして欲しいの、。」
 舌の先で括約筋をほぐしてやる。じゅばじゅばという音が我ながらいやらしく聞こえる。
「ねーぇ、ほら気持ちいいでしょ。」
「あぅん。」
 菊座を責められ神部の口からオンナのような悲鳴が漏れ出るのを聞いて、私は再び自分の尻を神部の腰に擦り付けた。

 下腹部というのか、身体の底に神部の肉棒をほおばって、私の長大な消化器官は喜びにふるえていた。
 肉の激しい摩擦は命のせめぎ合いだ。私は髪の毛を振り乱して口から飛び出していきそうな快楽の波をせき止めた。
 私の眼球は快楽の波にひっくりがえってしまい、もう現実をみる事が出来ない。その代わりに快楽の闇の間にある記憶の断片が浮かび上がって来た。
 何者かによって顔の皮を生きながら食いちぎられ筋肉と骨で構成された顔が微かな声を上げていた。
 驚いた事にその声は苦痛ではなく快楽に掠れていたのだ。
「何人もの男と寝て来たが、お前のような奴は初めてだ、お前のケツマンコの中には何か別の物が住み着いているんだ。気持ち良すぎるんだよ、、、。人間には耐えられない、、。」
「くうっ、、良すぎる。あんた良すぎるんだよ。怖い、怖いぐらいだ。」
 そう呻いているのは顔のない男だろうか、それとも今、私を犯している神部だろうか、私にはもう判らなくなっていた。





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b011adckr00098ps.jpg女装奴隷ユウ(3) 


まいなぁぼぉい×球魔王が描く超変態女体化調教物語の第3話。

もはやペニスの有無でしか男だった面影が見い出せない段階まで進んだユウの肉体改造。
アリスはユウを次の調教段階へと進めるべく妹であるニキの元へと向かっていた。

しかし、移動中とはいえどもユウには一切の休む暇は与えられない。
常に尿道バイブにより勃起状態を維持させられ射精を禁じられたペニスをいじられ気が狂いそうになるユウの意識は……

 

h_403zmx003rpl.jpgゼンタイマニアックス ~ニューハーフ 藤崎まいの場合~

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(2010/01/09(土) 11:06)

 レズリー・ローとお呼び

1410086985_l.jpg 
スーパーヒロインコスも形無し、、。

083q.jpg 「元気があればナンでもデキル。」イェーイ的ノリでこの年末を乗り切ろうとしてるchikaです。
 しかしまぁなんですね、年末ともなると一年の締めくくりとか来年の抱負とか、色々出てきますね。
先の見えない日本じゃ、まぁやっぱり、兎にも角にも「元気があればナンでもデキル。」しかないでしょ(笑)。
 来年?Webの関わりで言えば長い間、放置気味だったS.M.F Unplugged Worldを少しずつでもいいから更新、、つまり小説連載を再開しようかな、、、なんて思っています。
 ところでアントニオ猪木さんってオフィシャルブランドを起ち上げてるのかな。その名も「INOKI X」。
 Webを「猪木」で流していたら【 イノキエックス1000 (12個入) ラテックス(ゴム)製のコンドームです。イノキエックスとは先端部だけが大きいバルバス(球根型)コンドームです。先端部分は42mmの幅があります。プレーンタイプの薄型で、うるおいゼリー加工による潤滑作用。ソフトカラーコンドームで色はピンクになります。】・・なるものを発見。
 バルバス(球根型)コンドーム・・・日本初21世紀のゆとりの新型、先端部だけが大きいバルバス型(球根)ですよ。今になって「ゆとり」ですよ・・・コンドームに。
  重度のラバーフェチのchikaからするとコンドームに「ゆとり」なんて許せないんだけど(笑)、ってか、咥え心地が悪いんだもん。

 この前は「まぼトラ」外伝をお送りしましたが、今回はその「まぼトラ」本体の「変態」な部分だけを抜粋してお披露目します。
「まぼトラ」第5章、題して「レズリー・ローとお呼び。」

 

 5: レズリー・ローとお呼び。

jk6140042.jpg  明け方に目が覚めた。頭の回りに一匹のしつこい蠅が飛んでいて、その羽音で目が覚めたのだ。
 意識に薄膜がかかっているようで、とても気分が悪い。もう一度、顔の上にかざした腕時計の文字盤を見つめる。
(あたしは寝る時も腕時計を外さない、友人にはやめなよと言われるのだが、時計を外して寝ると何故だか「心配」がムクムクと湧いて出て、本当に眠るどころじゃなくなってしまう。)
 七時頃に起きるとして、今すぐもう一度眠ったら、後何時間ぐらい眠れるのだろう。そんな風に頭を働かせ始めたら、オマケみたいな感じで、ある事に気が付いた。
 蠅なんかいやしないんだ。さっきから聞こえているブーンと唸るような低い音は、部屋の片隅に置いてある、記念館に飾ってあってもおかしくないような白黒テレビから流れ出しているのだ。
 テレビは何かを受像していた。そのテレビが投げかける点滅する光と音があたしを目覚めさせたのだ。
 あたしはのろのろと白黒テレビにいざり寄って、その前にぺたんと座り込んだ。
 外国映画?
古くさい髪型をしたブルネットの女がいる部屋に、グレゴリーペックみたいな長身の男が入ってくる。相当、古い映画である事は、画面の片隅に映し出されている馬鹿みたいに大きくて丸みを帯びた冷蔵庫や、その他の電化製品を見れば判る。
 二人は若夫婦なのだろうか、男が上着を脱ぐなり、女が待ちかねた様に男に抱きつく。
 男は一頻りキスをしてから彼女を抱きかかえソファに下ろした後、「今すぐ一発」って感じでズボンを脱ぎ出す。
 ワイシャツにネクタイがぶら下がったまま、そして下半身は靴下一つという真抜けた格好で、男は女の座っているソファの前にひざまずく。
 女は何かを察したように、自分の脚を男の眼前に突き出した。女の脚はシームの入った肌色のストッキングで包まれ、その先は部屋の中で履くには不自然な真っ赤なエナメルのピンヒールに覆われていた。
 男は目の前に突き出された靴に頬ずりをしてから、丁寧にそれを脱がしにかかった。若い女が一日中履いていた靴の中だ。汗や油できっとそれなりの匂いがするに違いなかったが、夫にはそれがかえって良いらしい。
 男はひとしきり女の脚の裏で自分の顔を擦り付けた後、ストッキングで覆われた指先を舐め始めた。
 女は身体をソファーに預け。やや上向きになって、しばし夢心地に酔っていたが、やがて男が求めている本当の事を思い出したというような表情で、その唾液にまみれた爪先を男の股間に伸ばした。
 脚とストッキングの複合フェチって訳だ。TVの音声は雑音が酷いが注意深く聞いていると、二人の会話やうめき声が微かに聞こえた。
 昨日は、スイッチを入れてもブラウン管には雨しか振っていなかったのに、こんな夜中といっていい朝方にテレビが生き返るなんて、、。
 そう思い始めて、あたしは自分に腹が立ち始めた。幽霊屋敷じゃあるまいし、、この現象はリモート操作かタイマーに決まってる。
 第一、本物の幽霊ならこんな変態ビデオなんか流す筈がない。きっと三平の仕業だ。
 あたしは乱暴にテレビの電源スィッチを切った。思った通り画面は消えなかった。そう言えばこの古色蒼然としたテレビにはコンセントさえ見あたらないのだ。
 仕方がないのでアタシは自分のコートをテレビの上に覆い代わりにひっかけて、もう一度布団の中に潜り込んだ。


 次に部屋に朝食をもって訪れたタネさんに起こされる間で、わたしは、延々と、闇の中で並んでいる幽鬼達に足コキをしてやっている夢を見ていた。
「近頃の若いおなごは、朝の身支度もせんで飯をくうのかの?まるで犬のようじゃ、、。」
 タネさんの強烈な嫌みを聞きながら、あたしはどこかほっとした気分で頭を枕から引き剥がした。
 そして二度寝の為にぼんやりした意識で、今日のコスチュームはレザーパンツにしようと思った。確か三平は昨日の別れ間際に、服装は変えなくていいと言ったような気がしたが、今日は自分の脚より細いレザーパンツをビチビチに肌に張り付かせたい気分だった。 靴は錨飾りが付いたアンクルブーツを履いていこう。 
 

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  午後三時、思いっきり濃い化粧をして訪れた、三平の部屋では昨日とは違う事が二つあった。部屋の四方には、三脚に据えられたビデオカメラが一台ずつ、、、そして三平の姿が見えず、代わりに奇妙で大きな赤黒い生き物が一匹いた。
 ぬめぬめと体表を光らせた巨大なヤモリが真っ赤な絨毯の上を這っていた。
 巨大ヤモリは怪獣の類の生き物なのだが、その異常なまでの巨大さを割り引けば、どこかこちらに奇妙な親近感を覚えさせる存在でもあった。
 ヤモリが見せる見覚えのある形、、それは背中だった。あたしが何度も見たことがある愛しい男達の背中。
 そのヤモリがこちらを向く。口が半分開いているのが見えた。その暗赤色の空洞の中に、間違いなく人間の二つの瞳の輝きが見える。
「どうだい。このラテックス製のコスチュームは、なかなかだろう。今日は趣向を変えて、私が君の忠実な番犬にならぬ爬虫類ペットになるつもりだ。テーブルの上に首輪とチェーンがある。それを私の首に付けてくれないか。」
 アタシは注意深く周りを見渡した。三平の声は床の上で這い蹲っている人型の巨大なヤモリの口から漏れているのではなかったからだ。
 部屋のどこかにしつらえてあるスピーカーからの声だ。それに三平のあの強烈な視線は、目の前のヤモリ男からではなくどこか別の所から私に注がれていた。
「どうした。、、ああ、君は自分の目の前にいる着ぐるみの中身について疑っているんだね。、、そうかも知れないな。今、君が見てるそいつの中身は、弟の鶴継かも知れないぞ。」
 あたしは美少年の鶴継君がこのヤモリスーツを着ているのを想像して思わず生唾を飲んでしまった。
 確かに長い尻尾が生えたお尻の部分は、鶴継君と始めて会った時に見せてくれたジーンズの下のあの形の良いお尻そのままだったし、脚が女の子みたいに随分長いのだ。
「、、あるいは君を迎えにいった当家の運転手かも知れない。」
 あの差別者?冗談じゃない。
「、、まためくらましですか。あなたがこのヤモリが自分だと言うのなら、私はそう思います。仕事ですから。」
「、、結構、さすがはプロだ。早く私に首輪を付けてくれ。」

「馬乗りになって、、下さいませ。」
 肩幅のある、それでいてどこか繊細で綺麗な背中だった。この中にいるのは、あの三平ではない。そんな思いこみがますます強くなる。
 だがその思いこみには根拠などまったくない。昨夜はガウンと包帯姿の三平しか見ていないのだから。邪悪な男が美しい背中をしていないとは誰も言い切れまい。
 でもあたしは自分が乗っかっている男の背中の魅力に、抗しがたくなって、ついに抱きついてしまった。
 そして四つ這いになったヤモリ男の股間に手を伸ばす。ぴったりしたラテックスの肌の下でペニスが勃起しかけている。
 ノートルダムのせむし男のヒロインのように、しばらく自然な気持ちでペニスを愛撫してやったが、あたしは自分の職業を思い出してそれをやめた。
 背筋を伸ばしてヤモリ男の背中にまたがり直すと、馬に鞭をくれてやるつもりで、真ん中から太いしっぽが生えている尻を平手でパシンと叩いてやった。
「ヤモリ男、昨日の約束を忘れているんじゃないだろうね。」
「、、、、。」
 返事がなかったので、あたしは目の下にあるヤモリの頭頂部を意地悪気にこずいてやる。
「蛸蜘蛛桜のことでございますか。」
 どうやら三平らしきこの人物は、あたしの仕掛けたSMプレイに合わせるつもりになったようだった。
「そうだよ、この爬虫類の合いの子が、お前は脳味噌まで半分になったのかい。」


yuuyt.jpg  ヤモリ男はあたしを背中に乗せて、昨夜、三平が座っていた椅子の背後にあるドアを潜った。
 やはり昨晩感じた通り、三平の欲望の王国は一部屋で収まるようなものではなかったのだ。
 ドアの奥には深い闇が広がっていた。そして部屋一杯に充満している甘い匂い。
 背後でドアが自動的に閉まった時、あたしは一瞬、三平に閉じこめられたと思った。
 完全な闇と、頭の奥が痺れるような匂い。
 通常の世界の連続から突如、途絶えてしまった空間認識の中で、あたしの腰はヤモリ男の体と融合してしまったように感じた。
 ケンタウロスのように下半身が、ヤモリのあたしを想像してみる。
 あたしは、どうやら下半身をのたくらせながら細長い部屋の中を縦に移動しているらしい。
 この闇は永劫に続くと思われたが、突然、目の前の闇が、縦に割れた。
 思わず目を庇うためにかざした手の下に、広がる光の渦が徐々に形を整え始める。
 色覚検査に使われるような緑の斑点のなかにピンクが入り交じっている。
 ジャングル?
 流れ落ちて来そうな毒々しい緑に覆われたジャングルに見えたものは、巨大な一本の巨木だった。
 巨木が持つ異常なまでの枝の数と、そのねじくれが、一本の樹木をしてジャングルの様を思わせるのだ。
「これが蛸蜘蛛桜でございます。」
 このヤモリ男は目の前の怪物樹木から逃げ出して来たんだ。このヤモリ男が、蛸蜘蛛桜の樹皮の上をはい回っていても何の違和感もない。目の前に出現したものはそれほど大きく、又、醜さと美しさを同時に兼ね備えた巨木だった。
 あたしはそれを温室の外から熱帯樹を眺めるように、この部屋の全面に展開されたガラス窓越しに見つめているのだった。
「これが桜、、。」  
「約束を果たしました。ご褒美をくださいませ。」
 (見なければ良かったと後悔しているだろう?)どこか裏に嘲りの笑いを含んだような奴隷の声が聞こえる。
 こんな時、女王様の役割としては奴隷の慢心を粉々に打ち砕かなければならないのだが、あたしは何故か、この時、男の体が欲しくてたまらなくなっていた。
「この臭いはなに、それを教えたらキスぐらいはしてやるよ。」
「蛸蜘蛛桜の花の臭いです。真夏の夜には、小さな人の首の実を結びます。」
 気がつくといつの間にか、馬乗りになっていた筈のヤモリ男がこちらに対して仰向けに寝そべっていた。
 あたしの下腹部がやけに熱い。目を落とすと、ヤモリ男のぬめぬめとした腕が、あたしを絡め取り抱きしめていたが、実はヤモリ男を抱いたのはこちら側かも知れない。
 こんな事態に陥った原因は、頭の片隅ながらにもはっきり解っていた。
 この部屋に充満する蛸蜘蛛桜の花の臭いが主な原因なのだ。


 ヤモリ男の巨大な口の中に頭ごと飲み込まれてあたしは、その中にある本当の口にキスをした。唇や鼻の周りには、三平にある筈のケロイドらしき感覚はなかった。
 、、いや、こんな密封された闇の中では、それさえもよく解らないのかも知れない。
 ずっと前にふざけて女友達とディープキスをしたことがあったが、その感覚によく似ていた。
 ある時、舌はペニスになり、口蓋はヴァギナになる、そしてやがて舌が溶けてしまいそうになる。
 舌の次に唇が溶解し、次に頬が溶けだし、、やがてあたしの頭はヤモリ男の口の中で完全にぐちゃぐちゃに溶けてしまった。
 あたしはヤモリ男の口から自分の首を引き抜いた途端、首を失って絶命してしまうような気がしたので、ずっと溶けた頭でヤモリ男の口の中にいる事にした。あたしの頭はヤモリ男の口の中で反芻されているゲロに過ぎない。
 真っ暗なヤモリ男の口の中で、あたしはいつの間にか眠ってしまったようだ。

 
big13.jpg   首から上がやけに熱ぽい。やっぱりあたしの頭はヤモリ男の口の中で溶けて無くなったんだ。・・でもどうして無くなった頭でものが考えられるの?
 変なのは、首から上じゃ無くて、反対側の首から下だ。つまり身体が変に冷たいんだ。
 そう気がついた頃には、物事が反転する奇妙な思考の混乱が収まりかけていた。
体全体が、何かに締め付けられる圧迫感と血流の悪さで冷えているのだった。
 それにあたしは自分がイエスキリストみたいに磔にされているのを知った。
 あのイエスと違うところは、あたしの両足は恥ずかしいくらいに開らかされている事だ。
 そして首を曲げて自分の体を見下ろすと、身体の各部分が奇妙な事になっているのに気づいた。まず乳房が一回り大きくなっている。
 それに恥ずかしいけれど、処理しようかどうか迷ったまま、そのまま居座り続けている、あたしのアレがこれもひとまわり大きくなって股間にぶら下がっていた。
 逆にあたしの腰回りは異様なほどくびれている。惚れ惚れするほど綺麗なピンク色の自分の乳首を観ながら、この体は偽物だとようやく気づいた。
 あたしは、精巧な肉襦袢のようなモノを眠っている間に着せられたのだ。腰回りの細さはその肉襦袢の裏側に仕込まれたコルセットのせいだろう。
「お目覚めのようだね、」
 一面の蛸蜘蛛桜が見えるガラス壁にヤモリ男がへばりついており、その下には車椅子に座ったガウン姿の包帯男がいた。
「二人、同時にいる?やっぱりヤモリ男は三平じゃなかったんだ。」
 自分の中に閃いた一瞬の思いに、あたしは喜びを感じたが、暫くして、それも又、混乱した思考の産物に過ぎない事に気づいた。
 どんな細工をしたって、六十キロ前後の体重を持つ一人の男があんな風にガラスに張り付くことは出来ない。
 おそらく今、床から二メートルぐらいの上の位置でガラスに張り付いているのはヤモリ男の抜け殻だろう。
 だとすれば、その中身の三平は車椅子に座ってこちらを観ている包帯男でも不思議ではない。
「私の契約にM女は、入っていません。」
あたしは右手首を括っている革製の手枷をガチャリとやってアピールして見せた。
「それは判っている、、こちらも済まないと思ってはいるんだがね、、。昨日の夜、君には着てもらいたいコスチュームがあると言ったろう。まあそれを身に付ける為の儀式だと思ってくれ。君にずっとMを演じてもらうつもりは毛頭ない。」
 三平が車椅子ごとあたしの側までやって来る。どうやら車椅子は電動式の様だ。
 三平の膝の上には、人間の頭部の抜け殻というか、顔面の開きに髪の毛を付けたようなモノがのっかっているのが見えた。
「良く仕上がっている。」
 三平はあたしの股間にある長大なものを掴んでその質感を確かめながら言った。
 もちろん血の通っていないそれを触られてもあたしは何も感じない筈なのだが、、、この上げ底は、ペニスサックのようになっているのかも知れない。 
「私が何故、君のような人間を買ったか判るかね。」
 三平はあたしの上げ底をなで回した後、その手をアナルのある方向に差し込んで来た。
ferafera02.jpg  あたしのお尻の割れ目一体は、どうやら肉襦袢に覆われていない様だった。そして万の悪いことにあたしの性感帯の一つはアナル周辺だった。
 あたしの本物が三平の愛撫に少し反応すると、驚いた事に、上げ底もその鎌首をもたげるのだった。
「性を閉じこめるのが好きなんだよ。男であればそれを女に閉じこめる。けして性転換じゃない。SMというか ボンデージの一つのありようだな。その実物というか、肉体的な実践者を見たくなってな。」
 三平の愛撫が執拗に続く。今や上げ底は完全に勃起している。
「このペニスは白人男性のものをモデルにしてる。ボディは誇張されているがもちろん白人女性だ。特注だよ。私がデザインした。名前はレズリー・ローだ。」
「レズリー・ロー?」
「そう、留学先でね。向こうの変態漫画でいたく気に入ったのがあったのさ。ああ言うのはちょっと日本人じゃ発想が届かないんじゃないか。私は本当に興奮したよ。」
 三平の手はあたしの上げ底をこすり始めている。あたしは目を固く閉じた。三平が与えてくる快楽に負ける訳にはいかない。
「スーパーマンの人間の姿がクラーク・ケントで、彼が新聞記者だって事は知っているな。彼が勤めている新聞社はデイリー・プラネットだ。そこにジミー・オルセンっていう下っ端カメラマンがいるんだが。このジミー、女装壁があってな。ケントの恋人のロイス・レーンと女を張り合うわけさ。ジミーが女になった時の名前がレズリー・ローってわけなんだよ。男の時のジミーは小柄でそばかす顔の頼りない奴なんだが、女になるとそりゃきつい目のぐっと色気の濃い良い女になる訳だ。このレズリー・ローがとてもチャーミングでね。」
 三平は上げ底から手を離すと、膝の上に置いてあった顔の抜け殻を立体的に見えるようにあたしに突き出して見せた。
「この頭部で君は完全にレズリー・ローになる。」
 たしかにそのマスクは人間の顔に精巧に似せられていたが、唇の形や眉はどこかコミックじみた強い誇張があった。
 それがよりエロチックでもある。平面でもそんな印象を受けるのに、そんなものが立体化して表情を持ったら一体どんな事になるのだろう。
「無理よ。それって小さ過ぎる、とてもかぶれない。」
「わかってないな君は、こういうのはきついからいいんだよ。そのスーツだってそうだろ。君はその気があるよ。私にはわかる。あの子たちとはずいぶん違う。」
「あの子たち?」
 思わず声を出してしまう。三姉妹の事?と続けなかったのがまだ救いだ。あたしの胸の鼓動が一気に早くなった。
「ラブローションを使う。」
 三平は思わず漏らした私の言葉を聞き咎めなかった。でも私の声が聞こえなかった筈はないのだ。おそらく三平はあたしが三姉妹失踪の噂を知らないと思っているのだろう。
 三人姉妹の失踪など、村に呼び寄せたばかりのデリバリーSM嬢が知りえる情報ではないと。実際、あたし自身、斬馬さんがいなければ失踪事件など知らなかったはずだ。
 三平は両手に巻いてある包帯をほどいている。そこから手術用のゴム手袋に似た真っ黒なラバーが現れても、今のあたしにはもう違和感がなかった。
 次に三平は電動車椅子のサイドにある物入れにほどけた包帯をほりこむと、代わりにそこから見覚えのある水筒ほどの大きさのプラボトルを取り出した。
1220339008_minarubberstrapo.jpg  業務用だ。あたしはなんだかおかしくなって来た。
 あたしが着せられている特別製の肉襦袢といい、ヤモリ男のスーツといい、この電動車椅子といい、、まるでやっている事が子供だ。
 第一、三平は動けるのに何故、車椅子に乗っている必要があるのだろう。
 でも、あたしが知っている包帯姿の三平の時はずっと座ったままだった。ヤモリ男は三平かどうかは解らないんだし、、。一体、この人の精神構造はどうなっているんだろう。
 いや誤魔化されちゃだめ。こいつの本質は、お金持ちのお宅な変態野郎なんかじゃなくて、人間の精神を弄んで喜ぶいけすかないサドなんだから。
 ウーンというモーター音が聞こえたかと思うと三平の体がせり上がって来た。
 シートが上下に稼働するのだ。もしかして彼は本当に動けないのか、、。そんな事を考えている内に、あたしは頭のてっぺんにドロリとした感触を感じだ。
「ひっ!!」
 冗談じゃない。ラブローションを髪の毛の上から掛けられている。
「やめろ」と怒鳴りつけたくなったが我慢した。そんな事で萎縮するような相手ではないし、第一そんな反応は三平の嗜虐性を高めるだけだ。三平はローションでべとついたゴム手袋であたしの顔を撫で回し始める。
 あたしは鼻を曲げていじられたり、唇をゴムの指で揉まれたりしながら、世の中には顔責めという分野があるのを思い出し、この被虐に感じているふりをしてやった。
 ゴムの指に少し舌を絡めてやったら、三平の息づかいが荒くなったのが解った。そのタイミングを見計らって出来るだけ冷たい声になるようにして、あたしはこう言ってやった。
「ふん、この変態野郎。営業用の演技なんだよ。」
 三平の手の動きが一瞬、氷付いたように動かなくなった。だがそれは本当にほんの一瞬だった。
 三平はあたしの頭部をローションまみれにすると今度はレズリー・ローの全頭マスクの内側にローションを塗り込み始めた。
 今度は近くから観察出来るのでそのマスクの精巧さと、小ささがよくわかった。それにしてもマスクの首周りの肉が分厚い。
 マスクの材質がゴムだとしたら、その小さな口径をあたしの頭の大きさが潜り抜ける時には相当な圧迫感がある筈だった。
 それにこんな小さなものが被れたとしても、脱ぐときは一人では無理かも知れない。
 あたしはなんの脈絡もなく初めてアナルにものを入れた時の事を思い出した。ひょっとしてあたしはこのシチュエーションに興奮しているのだろうか。
 三平がレズリーの頭部を持ち上げて、その開口部をあたしの頭の天辺に当てるのが解った。
 あたしは思わず本能的に首を曲げてそれから逃れようとした。三平が力一杯それをかぶせて来ると、あたしの頭は一瞬のうちにツルっと勢いよくレズリーの空洞の中に入ってしまった。
 物凄い圧迫感と閉鎖感覚。思い切り小さな独房に閉じこめられたような気がした。
「素晴らしい、、思っていた以上だ。完璧なレズリー・ローだ。」三平は感激したような声を上げた。
「ねえ、動いているレズリーを見たくない?」
 マスクを形づくているゴムの伸縮力のせいで、顎がうまく動かせない。それに首周りもきつくて声がうまく出なかったが、ともかく、あたしは一刻も早くこの場の主導権を握る必要があった。
「ああ、、だがもう少しこシチュエーションを楽しませてくれ。例のコミックには敵の手に落ちたレズリーが磔にされて性的拷問を受けるシーンがあってね。」
 三平はシートの位置をおろし始める。三平の頭の位置があたしの股間に来ると三平はモーターを止め、あたしの股間の上げ底をしゃぶり始めた。
 三平のゴムの腕があたしの腰に巻き付き愛撫をはじめ、その手がアナルをいじり出す頃には、鞘の中の本物もいきり立っていた。
 三平の口の中に出たり入ったりしている上げ底は、なんだか白い肉太のウナギのように見えた。
 あたしは快感を味わい尽くす為に腰を使い始めた。ペニスバンドのペニスを奴隷に舐めさせるのはあたしの十八番だ。
 多くの奴隷達は、あたしの腰使いを目でみるだけで逝ってしまうのだ。
 でも今あたしが腰を使っているのは、残念ながら半分以上演技じゃなかった。
 本気で快楽が欲しくてたまらなかったのだ。
 ガラス壁の外に見える蛸蜘蛛桜が、こちらからは感じる事の出来ない「風」に、その枝葉をざわめかせていた。
 あたしにはその様子が、三平の罠にかかったあたしに対する蛸蜘蛛桜の嘲笑のように見えた。

33gen006sopl.jpg極太鰻と泥鰌と淫らなレズ肛門

獣性の欲望を解き放ちオンナは暴れまくる。極太の鰻を無理矢理アナルに捩じ込み、ヌメル泥鰌を膣内に押し込むと、総身の細胞のざわめきに耐えかね、黒く艶のある鰻の頭を舌先で小突き根元まで頬張り糸をひくように舐め上げた。オンナは泥鰌を噛み砕き、裂けた泥鰌を頭の上に吐き出すと絶叫をあげ、心も身体も被虐の快感に支配されていく…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30ft24rpl.jpg ギャル女子校生にペニバンで犯されるオヤジたち JUN女王様

ウザい変態ドM教師をボコってペニバンファックしたり、娘の下着を漁る変態エロ親父を近親ペニバン相姦で強姦するギャル女子校生。いじめられたいM男の貴方、必見です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

36cool004pl.jpg

 

 ブーツの館 1 女王様リョウ降臨。

 
編み上げの紐をシュッと締めると女は微笑んだ…。生温かい男の顔を何度も睥睨し罵りながら長靴の踵を男の陰茎に喰い込ませていく。 

 

 

 

 

 

 

 

 

77crz00205pl.jpg女装M 第三章 僕はニューハーフと痴女のおもちゃです。

男が好き…女が好き…両方好き…。変態の中でも最も…ふしだら…快楽に何処までも貪欲で僕はこうなった!目覚めは学校の文化祭の女装だった…手枷、目隠しで全身性感帯。唾液と足の匂いとオシッコに塗れる夢世界。まさにニューハーフと痴女の為すがまま!誰か…僕を犯してください…ペニバンと肉棒に悶絶する女装M!


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(2008/12/06(土) 08:37)

 まぼトラ外伝 シーメール精神鑑定医chika

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 昭和懐かしの映像集ってゆーのをたまたま見てたら「抱っこちゃん人形」てゆー黒人差別ぽいビニール風船人形が登場して「あっ、これあの時のchikaそっくし」とか、一人吃驚してしまいました。
 ボディが全身黒でラバーキャットぽい所もそうなんだけど、抱っこのポーズが「殿方の乳首を舐めながらラバー履いた足の裏側でチンポをアシコキ」してる時とよーく似てるんだもん。
 でもこんな時でも殿方によっていろんなアクションの違いがありますね。
 一番素直なのはうっとり目を瞑ってじっと快楽が上り詰めるのを待つタイプ。
 グリードタイプは身体を屈めてきてディープキスを求めて来たり、、まあこんなのはまだましで時々、奴隷の分際で「おぅおおっっ僕の唾、僕の唾、chika様の頭に、、、ああアタマにかけていいですかぁ、いいですよね。あっあとで綺麗に舐めとりますから、、、chika様のアタマに唾、っぼぼくのくっさーい唾かけた~い。」とか支離滅裂なことをうめく殿方も。
 まあこっちがラバーマスク付けてる時はどうぞお気に召すままって感じだけど(笑)。

 こんな感じだから結構人間観察の対象には事欠きません。
 おまけにこっちらは会員さんのかなりプライベートな私生活まで知ってるから、性格諸々、結構、精密な分析も出来たりして、そんなこんなで時々、フェチ専なら精神鑑定医にでもなれそうとか思ったり。
 そんなことを考えてたら精神鑑定医chikaってフレーズで何か短編が書けそうだなぁ・・って。
 この際、chikaの小説サイトSMfで連載が途中で止まってる「まぼトラ」って小説の外伝に精神鑑定医chikaを登場させるのも面白いかなってでっちあげたのが下のヤツ。
 元になってるのはかの有名な「傷口接着剤接合SM死亡事件」。
まあちょっと眠たい部分もあるけどお暇なら読んでみてね。

まぼトラ外伝 シーメール精神鑑定医chika

3ffff.jpg    犯罪が起こった場合、犯人を特定するものとしては、現場の遺留品や目撃者の証言などいろいろな証拠がある。
 しかし、これといった遺留品もなければ目撃者もいない、ただ死体だけが見つかったような場合には捜査は極めて難航する。
 こういうときに裏方で活躍する人の中に「鑑定医」という人間が存在する。
  刑事事件に限らなくても、民事事件の領域でも「親子関係不存在」や「認知」の訴えのように、相続人であるのかどうかが争われる場合にも、やはり鑑定医が登場することがある。
   鑑定医というのは、医師であることはいうまでもないが、専門分野を「法医学」とする人たちのことをいうのが通常である。
 法医学というのは、応用医学の一部門である社会医学に属する医学であり、法律上問題となる医学的事項について研究することによって適切な法律の運用に助力する医学といわれている。勿論、医学であるから「心の病」に関する鑑定医も存在する。
 今回の事件に対する裁判では、精神鑑定医chikaの証言が、実に大きなウェイトを占めている。
 しかし私たちは、司法精神鑑定医の証言について、こんな意見をしっかり心に留めておく必要がある。
「精神鑑定とは、厳密に言えば、犯行時に精神病であったか否かを診断し、裁判官や検察官に心神喪失者か心神耗弱者か否かの判断の資料を提供するものである。決して「『動機や動機形成の過程』を解明したり、『心理状態などを調べる』ものではない」「『なぜこんな凶悪な事件が起こったのか』、低俗な物語作りに加わってはならない。精神鑑定はあくまでも、専門の精神科医によって、被告が犯行時に精神病であったか否かを判断するものでなければならない。それ以上でも、それ以下でもあってもならない。」
 この論で考えると・・・昨今、多発する想像を絶した犯罪にうろたえ、「説明」を求めようと社会が右往左往する中、逸脱した役割を精神鑑定が果たす場合も皆無とは言えない。第一、この正論を吐いた精神鑑定医自身が彼自身の言う「低俗な物語作り」に加わってしまったのだから。
 そういった意味で、今回、鑑定医chikaが法廷で見せた態度は実に正確なものだったと言える。
 だが私は、今もって思うのである。この優秀な精神鑑定医chikaが診断すべき相手とは、被告人Mではなく、事件が起こった場所の責任者、つまり被告・被害者2名の雇い主である神室家当主、神室三平ではなかったかと。


 被告人Mと被害者Aは、神室家の使用人として、街から流れ着き雇い入れられたのだが、それは表面上の話・・・驚くべき事にAとMは、双子姉妹に生まれ変わらされるべく、神室家の客分でもある医師・柊によって整形手術のメスをその身体に入れられていた。
 雇用主の命令で、性転換手術とも取れるものを施される。しかもその事は彼らの契約条項の中にしっかり明記されており、彼らはそれを承認している・・だが、常識的に考えてそんな使用人や雇い主がどこの世界に存在するだろうか。
 しかしこの事件が起こった時には、彼らは少なくとも外見上、殆ど女性の様を示していたのである。
 人は「平成の世の中でまさか、こんな奴隷めいたことが?」と言うかも知れないが、田舎にいけば、四方に対して未だに絶大な権力を持つ旧家があり、実際、この事件はそんな旧家(神室一族)の肥大し、ねじ曲がった欲望から生まれたのだが、法に照らし合わせた時、彼らの罪は浮かび上がってこず、そこにあるのはただ旧家に雇われていたMがAを刺し、その身体を放置・死に至らしめたという事実だけであった。

16vddvd.jpg  柊医師による大整形手術の結果、男性から女性への変貌は無論のこと、その容貌まで双子の姉妹のようにそっくりになってしまったAとM。
 どちらがどちらか、ちょっと見ただけでは区別が難しい程の完成度だったという。
 服を脱げば、肋骨が透けて見える癖に妙に乳房だけが立派なのがA、スレンダーな体つきの中に太い骨格が見て取れるのがMとわかったそうだが。
 その双子の容貌がまた面妖だったという。
 彼らは、柊医師の手によって意図的に、「典型的な整形顔」になるように手術されていたのだ。
 深い二重まぶたは日本人離れしており、高く薄い鼻は整いすぎ、アゴは尖っている、そしていかにも口紅が旨く乗りそうな唇・安物のクラブホステスやニューハーフにありがちな容貌である。あるいは男の欲望が抽出されたオンナの顔と言って良いのか。
 特に元、アクション派の男優だったMの彫りの深い顔を思うと、その変容ぶりは、画用紙に書いた男の似顔絵をオンナの顔に消しゴムを多用して書き直したのではないかと思える程だったという。

 手術の腫れがほぼ引いたころ、二人は神室邸内にある私設美容室に連れて行かれ、同じような髪型、化粧を施され、同じ服を着せられた後、彼らの雇い主の前に連れてこられた。
 その区別が付くように、彼らの意識的にけばけばしくしたファッション・アクセサリーの色使いは、Aは金、Mは銀にされていたという。
 しかし元は、まったく別人の、しかも男だった二人が双子の姉妹とは...。
「三平、この二人なら、お互い双子姉妹スワッピングもいいな。」
「いや、Mは胃の中まで、お前のザーメン漬けなんだろ?随分つまみ食いをしてくれたそうじゃないか、遠慮しておくよ。」
「まあ手始めにAとMで双子レズを披露してもらおうか?SMじみたのがいいな。」
 こんな事の為に、わざわざ整形手術を、、と言葉を失い、呆然と立ち尽くすA、Mの二人。
「何かな?この沈黙は、普段あんなに愛し合っていたんだから、造作もないことだろ?」
「...」黙りこくる二人。
 彼らの男色の営みは四六時中、神室の当主によってモニタリングされて来た。それが彼ら二人を、人生のドンズまりから引き上げる際に、神室が出した条件だったのだ。そして今も、彼ら、いや彼女らは雇い主に逆らうわけにはいかない状況に置かれている。
「はい...」先にAが口を開いた。
「そう、それが当然の返事だ。では、これから君たちの『姉妹の時間』だ。これまで君たちが楽しんで来た部屋で、SMをやってみてくれ。・・壮絶なのをな、ありきたりのものでは私は満足しない。君たちだって実はそうだろう?」
「人工双子美女姉妹のSMプレイか。あんたに言われた通り、人工美丸出しで整形をやってみたが、正解だったな。こいつらのこの顔じゃ、二度と普通の生活にはもどれん。ククッ、、蛸蜘蛛屋敷で飼い殺しってわけだ。それにこの二人、Mから聞いた話によると、そうとう血なまぐさいSMを普段からやるらしいからな、今から楽しみだぜ。」
「この二人はもう我々の掌中で踊るだけの生肉人形と同じだよ。それも、かつては羽振りもよく、男丈夫なプレイボーイだったのをここまで墜としたんだから、二人のショータイム、なおさらに味わい深いってものだ。」
「・・完全な犯罪なのに、どこに出しても合法で通る。本人達の念書があるからな。まさに契約社会だよ。金と力で人を縛れる、あんたが言ってた権力の魅力とはそういったもんかねぇ、、たまんねぇな。」


 以上が、まだ公になっていないこの事件の背景、自慢ではないが命がけの取材で得た情報だ、精度は高い。勿論、彼らの性の実態などいくつかは私の推測だが、、。
だが今の所、私は以下に示すような記事しか書けないでいる。

cxxxc.jpg 

 Vシネ元男優傷害致死事件の顛末

「殴られた後のセックスは非常に快感」…元男優が鑑定医chikaに明かした赤裸々な性生活
 


 逮捕された元男優、K・M容疑者と、殺害されたAさん。彼らが置かれた状況も非常にまれなものだったが、彼ら自身も半陽性を思わせる異形の者であると言えた。

《法廷では、K・M被告の精神鑑定を行った女性鑑定医chikaに、男性検察官が質問を続けている。Aさんを刺した当時のM被告の精神状態について、鑑定医chikaは「Mは心身ともにフラフラだった」としながらも「意識は鮮明だった」と判断。Mの責任能力の有無をめぐる重要な証言となりそうだった。》


検察官「犯行当時、被告を『性嗜好障害』と判断した理由は何ですか?」
鑑定医chika「彼女(彼)の供述からです。Aさんとお互いに苦しめたり痛めあったりして、性的喜びを得られることを反復して行っている、ということで判断しました。」

 《鑑定医chikachikaは、2人をともに性嗜好障害のサドマゾヒズム、つまりSM嗜好があると鑑定している》

3vdvddv.jpg 検察官「その傾向は責任能力への影響を持ちますか?」
鑑定医chika「持ちません」
検察官「もう一つ『性嗜好障害』以外に『情緒不安定性パーソナリティー障害』と判断した理由は何ですか?」
鑑定医chika「これも供述などから、彼(彼女)は非常に情緒不安定で、自尊心、恐怖心が大きいということからです。」
検察官「同じくそれは責任能力への影響はありますか?」
鑑定医chika「ありません。」
検察官「このほかに、心理検査も実施しましたね。どのような検査をしましたか?」
鑑定医chika「ロールシャッハテストなど、人格を見るテストと知能検査をしました。」
検察官「心理検査はどのような結果でしたか?」
鑑定医chika「抽象的な問題では、問題解決能力がありますが、具体的な問題では問題解決能力はありません。」

《鑑定医chikaは専門的な説明に続けて、M被告の性格をわかりやすく解説した。私にはそこに、元男優としてのMの経歴と、女性化した身体に影響されるものがあると思えたが、勿論、鑑定医chikaはそういった憶測などしない。》

鑑定医chika「つまり、現実回避的で自己陶酔型。衝動を抑えられません。現実と空想の区別がつかない、というのが特徴的でした。」
検察官「精神病を疑わせるような所見はありましたか?」
鑑定医chika「あ、それはありませんでした。」
検察官「責任能力についてはどう考えますか?」
鑑定医chika「精神病的所見もなく、動機も了解できるのではないかと考えます。」
検察官「動機は何だったのでしょうか?」
鑑定医chika「性嗜好障害のSMプレイの延長上の不測の事態です。」
検察官「そう判断した理由は何ですか?」
鑑定医chika「M被告本人が119番通報をしており、鑑定留置中の、ほかの患者さんや私やスタッフへの対応でも、責任能力がないのではないかと疑わせるところはみじんもありませんでした」

《検察側の冒頭陳述に沿う証言をした鑑定医chika。ここで質問者が男性弁護人に交代した。弁護側がどうやって検察側の主張を崩すのかが注目される。》

《弁護人は鑑定医chikaの経歴などを確認した後、M被告への問診内容について尋ねた。》

弁護人「M被告は、二人の性生活についてどのように話していましたか?」

鑑定医chika「『当初は普通のホモセックスだったが、やがて暴力が増えた。いつも(暴力が止むと)最後にセックスがあり、最初それは暴力を甘んじて受けた私に対する“ご褒美”だと思っていたが、やがてAが、暴力がないと興奮できない質だということが分かった』と話していました。」
弁護人「被告はAさんから受ける暴力について、どう話していましたか?」
鑑定医chika「『殴られた時は非常に痛いけれど、その後のセックスが非常に気持ちがいい』と話していました。」
弁護人「Aさんについてはどのように診断しましたか?」
鑑定医chika「彼女(M被告)からの陳述に基づきますが『通常の行為では興奮できない。彼(彼女)に暴力をふるい、いろいろなプレイの道具を使うと興奮できる』と聞きました。診断ではありません。A氏はすでに死亡しています、あくまでこれは推論です。」
弁護人「その性的な傾向の延長線上に、Aさんの自虐行為はあり得たと思いますか?」
鑑定医chika「お互いにSとMなので、自分も痛めつけることで快感を得られたのだと思います。Aさんもパーソナリティ障害なので、自傷行為の延長だと考えました。」


《SM嗜好があったという2人だが、弁護人はその私生活についてより詳しく質問していく。》


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弁護人「被告MのAさんに対する暴力についてはどうですか?」
鑑定医chika「『Aさんが殴りかかってきたら最初のうちは防御態勢で構え、ある一定の時間が経過したらやり返した』と聞いています。」
弁護人「サドマゾヒズムというのは、どういうものなのでしょうか?」
鑑定医chika「色々なバリエーションがありますが、基本的には相手を苦痛に追いやったり、辱めたり、逆に痛めつけられたり、辱められたり、という両方の状態ですね。」
弁護人「なぜ、被告にサディズム的要素があると考えたのですか?」
鑑定医chika「自分に暴力をふるうことで相手が興奮するのを見て、自分も“痛気持ちいい”快感を感じる、という反転というか共振があることで判断しました。Aさんの行動がMにとっての快楽の鏡なんです。」
弁護人「鑑定医の判断では、Aさんはサドでありマゾであると捉えていいのですか?」 鑑定医chika「はい。」
弁護人「M被告についても、Aさんの暴力に抵抗するから、サドでありマゾであるということなんですね。」
鑑定医chika「抵抗もするし、彼に協力してお互いの暗黙の合意の元で、立場を逆転させより快楽を高めようという行動を取りますから。」

《M被告の鑑定書と見られる資料を引き合いに出し、弁護人が質問した》

4377_06.jpg 弁護人「しかし鑑定医の提出された資料によると比較的、Aさんがサドで、被告がマゾということを書いていらっしゃるように受け取れるのですが…。」
鑑定医chika「頻度だけ捉えれば、どちらかといえば、Aさんが攻撃することが多かったと思います。」
弁護人「Aさんの顔を(M被告が)携帯で殴ったり、指をベルトではさんでひっかけた、という話は聞いていますか?」
鑑定医chika「はい。彼が一連の(暴力)行動の後、彼女に携帯を持たせて何回か自分自身の目を殴らせ、その後、治療を受けることになったと聞きました。」

 《周囲にとっては驚くべきエピソードも、2人にとっては愛をはぐくむ行為だったのだろうか。M被告は私生活が赤裸々に語られるやり取りにも動揺することなく、背筋を伸ばして姿勢良く座っている。どこからどう見ても女性そのものだ。敢えて言えば化粧気を落とした水商売のオンナという所か、、服装や最低限の化粧は本人の希望だったそうだ。》

 《法廷では、精神鑑定を行った女性鑑定医chikaへの反対尋問が引き続き行われている。弁護側は、女性鑑定医chikaの問診時の記憶についても質している。》

弁護人「Mさんは事件当日の行動についてどの程度覚えていますか?」
鑑定医chika「使用人小屋で2人でお酒を飲みながら食事をしていて、Aさんが飲み足りないということで、母屋の食堂にアルコールを分けてもらいに行ったと。」
弁護人「Aさんは午前4時45分ごろに使用人小屋から出て行ったということですが、この点の記憶は?」
鑑定医chika「あります。」
弁護人「chikaさん、貴方のお考えを聞きます。Aさんはなぜ使用人小屋から出て行ったと考えますか?」
鑑定医chika「お酒を補充に行ったというより、Mに対する暴力があり、Mが脳震盪で意識がないため、クーリングダウン(冷却期間)の目的で彼女から離れたと…。」
弁護人「Aさんが、家出をするような積もりで、自分の衣類を持って行ったということは知っていますか?」
鑑定医chika「知りません。」
弁護人「ではAさんが再び使用人小屋に戻ってきたのは、精神科医としてどう考えますか?」
鑑定医chika「いつもならクーリングダウンして帰った後、セックスするというパターンがあるワケですが、この時はAさんは家に入るか入らないか躊躇していたのではないかと思います。」
弁護人「背中の傷の原因は?」
鑑定医chika「ナイフによる切り傷と考えますが。」
弁護人「Aさん自身による自傷の可能性は?」
鑑定医chika「(傷の位置が)自傷でできる場所でないため最初から考えませんでした。」

 《はっきりとした口調で言い切る女性鑑定医chika。繰り返しの質問に多少苛立ちもあるのだろうか》

D11ARMD550b.jpg 弁護人「傷がAさんの自虐行為によるものとは考えませんか?」
鑑定医chika「AさんがMに頼んだということですか?」
弁護人「そうです。」
鑑定医chika「その可能性は考えました。」
弁護人「なぜ?」
鑑定医chika「Aさんに抵抗の跡がないことと、性的なプレイで、Aさんが刃物に興奮するということなので、Aさんが頼んだ可能性はあると。」
弁護人「ところで朦朧状態は『せん妄』の中のひとつでしょうか?」
鑑定医chika「せん妄は大きな状態で、朦朧はその中にあります。朦朧のほうが症状は軽いかもしれません。」
弁護人「朦朧の状態が顕著に出た場合、自分の行為の善悪を判断する能力を欠くことはありますか?」
鑑定医chika「犯行時点では意識が清明であると考えるので、(判断能力が)ないということはないです。」
弁護人「なぜ?」
鑑定医chika「犯行時点で意識が清明でなければ、できる傷口ではありません。」

 《犯行時には記憶がなく、無罪であった-と主張する弁護側にとっては、なんとしても犯行時は意識が清明ではないと聞き出したいところ。だが、鑑定医chikaは明確にそれを否定した》

弁護人「犯行時に意識が清明な根拠は傷口といいますが、せん妄状態では果物ナイフは握れない?」
鑑定医chika「意識が混濁であればしっかり握るのは不可能と思います。」
弁護人「せん妄状態で興奮した場合でもナイフは握れないと?」
鑑定医chika「集中力や注意力が散漫し、ナイフを握っても次の段階へと行動することは不可能と考えます。」
弁護人「不可能とは?」
鑑定医chika「刺したとしても(ナイフを)抜くとかは不可能です。」

 《弁護側は自分たちの主張に沿った言葉を聞き出せないでいる。一方で検察側は余裕の表情のようにもみえる。》

13ffbfbf.jpg 弁護人「Mさんが、セックスのことは記憶にあるが、Aさんから傷を見せられるまでの直前の記憶が飛んでいると言っていますが、それはどういったことでしょうか?」
鑑定医chika「わかりません。」
弁護人「というのは?」
鑑定医chika「証明できないと言うことです。ですが、そういう事はあり得ることです。」

 《ここで弁護側は質問を女性弁護人に交代する》

弁護人「これまではMさんが傷つけられることが多かったが、今回はなぜAさんが傷つけられたのですか?」
鑑定医chika「SM行為は日を重ねてエスカレートしていました。刃物が持ち出されることが増え、刃物でM被告にA氏が自分を傷つけてくれと頼んだことは十分考えられます。」
弁護人「Mさんから、今までAさんから『(自分を)刺してくれ』と頼まれたことがあったとは聞いていますか?」
鑑定医chika「聞いたことはありません。」
弁護人「犯行当日にM被告が脳しんとうになり、意識を失ったのは間違いない?」
鑑定医chika「そうした時間帯もあったということです」

 《弁護人による反対尋問は終了し、裁判官による質問に移る。M被告は終始動かないままだ》

裁判官「犯行当時の記憶が残っていないのは、不自然なことではないですか?」
鑑定医chika「はい、不自然ではありません。」
裁判官「脳しんとうというのは本人の口から聞いたのですか?」
鑑定医chika「調書の脳神経外科の診断書を参考にしました。」
裁判官「脳神経外科の診断ということですが、脳しんとうを起こして後から診察しても、診断はつくものなんですか。」
鑑定医chika「つきます。意識レベル、顔のむくみ、外傷など脳神経外科がいろんな角度から診断していればつけられます。」
裁判官「意識が回復するのはだんだん回復するものですか、それともすぐに回復するものですか?」
鑑定医chika「徐々にです。」
裁判官「先生の経験ですが、診察で性嗜好障害を見たのはどのくらいですか?」
鑑定医chika「20~30件あります。」
裁判官「せん妄状態の患者はどのくらいありますか?」
鑑定医chika「数え切れないほどあります。」
裁判官「先生の判断で、今回の場合、脳しんとうはどの段階で起きたと思われますか?」鑑定医chika「はい。彼女たちのプレイはまず、掃除機のホースをつかんで振り回し、Mの頭を殴る。その時点で脳しんとうを起こしていたのではないかと思われます。たまたま使用人小屋の側を通りかかった家主の神室氏が大きな物音を聞いており、それは被疑者が1人で出かけて戻ってきた時間の直後です。」
裁判官「本人の記憶で寝ていたら起こされたとありますが、それはどの時点ですか?」
鑑定医chika「彼が帰ってきた後です。」
裁判官「脳しんとうの意識障害が伴う『短時間』という表現はどのくらいの時間ですか?」
鑑定医chika「長くても6時間、最小は数分です。」
裁判官「被告人が飲酒しているのは(意識障害に)影響しますか?」
鑑定医chika「供述調書にあった分量を飲んでもらいましたが、臨床も脳波も変わらず、影響はゼロに等しいと判断しました。」

《裁判官の質問が一通り終わると、裁判長は「証拠を採用し取り調べたいと思います」と述べ、証拠調べの手続きが終了した。鑑定医chikaが退出する際、M被告に軽く会釈すると、被告も深々と頭を下げて応えた。》

《続けて男性検察官が立ち上がり、事件当時のM被告の精神状態について一般論を交えつつ、改めて詳述する。検察側の意見か、鑑定医chikaの証言を要約したものなのか不明だが「意識障害があったが、犯行時に善悪を判断する能力はあった」と締めくくり、この日の審理は終了した。》

《被告人席に座り、証人尋問などを聞いていたM被告の表情は、長い髪によって傍聴席からはほとんど垣間見ることはできなかった。しかし、被告人席の背もたれにもたれかかることもなく、背筋を伸ばし続ける姿に彼が昔“男優”だった一面も垣間見えた。》

《次回公判は明日12日午前10時から。被告人質問と論告求刑、弁護側の最終弁論などが行われ、早々に結審する予定だ。》

lxa_bf_f.jpg  この日、私はこの精神鑑定医に話を聞く機会を得た。
 彼女曰く「この裁判自体が茶番だわ。確かにMがAさんの背中を刺したのは事実だし、彼女、いえ彼がそのAさんを放置したからこういう結果になったのは確か。でも背景にあるものがまったく語られていないわ。法廷ではああしか証言できなかったけど、私、後悔してる。」
「背景って貴方。警察でMが話した事情聴取通りで、裁判を聞いた限り、状況にはまったくズレがありませんよね。」
「私、SMと刺した刺された以外は全部、嘘だと思う。」
「警察の聞き込みは当然、神室家にまで及んでいると思いますがね。そこでも状況については矛盾はなかった。」
「・・・でしょうね。」
 この人はこの事件に裏がある事に気づいている。その時、私はそう思った。
 もっとも事件の全容が判ったのは、この鑑定医の活躍もあって、それからずっと後の事だったが。
 今から思えば当時、私が掴んだ情報を、叔父の斬馬に早い時期に伝えておけば、神室家での第二・第三の惨劇は防げたのではなかったかと後悔している。
その話はいずれまたの機会に。

 

 

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大阪から来た超スレンダーなマキちゃん。どこからどう見てもギャルにしか見えないマキちゃんはこれがAVデビュー作。渋谷某所のギャルの聖地でも早速ナンパされる。一人目の男は撮影だと告げると逃げてしまったが、次の二人組みは快諾しホテルへ直行!マキちゃんの魅力が全開の作品です。

 

 

 

 

 

 


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(2008/11/29(土) 08:13)

 乳首がシャツに擦れただけでおちんちんが勃起する

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hnjnkkkk.jpg  すっかり放置プレイが慣れっこになってしまったchikaの画像掲示板「シーメールバブルバベルバブル」に、つとむさんが女装イラストを2点投稿して下さいました。
 つとむさんは、ニューハーフやドラァグクィーンには持ち得ない、正に「女装の似合う男」のもえたつような色気の理解者であり支援者です。
 chikaも、今でこそ「その道のど真中」に生息していますが(笑)、女装に目覚める前後には欧米の職業女装者(ショービズで生きている女装者さん達)の追っかけをしていた頃もあり、彼らのうなじや肩のライン、脱毛されたふくらはぎのシルエットなど、男と女の色気が入り混じったような魅力に毎日クラクラしていたものです。
 残念ながらchika自身の場合は身体的に女性要素が多すぎてあの「美しい女装者が発散する奇妙な魅力」に欠ける部分があって、その裏返しの憧れ感覚だったのかも知れません。
 その辺りの「美しい女装者」への憧れを込めて書いた短編作品が下の「豚達の王」です。つとむさんにも共鳴される部分があったのでしょうか、先に触れた掲示板にもその事に触れて下さいました。
 「豚達の王」は、ここでご紹介するには長すぎる短編なので、「おいしい部分」だけを抜粋して紹介させて頂きます。前後関係が判らないと、、とゆー方は、smfにお越し下さいませ。
 主人公の名は漆黒猟児、短編シリーズ「JETBLACK」の中心人物です。
でもこの話の本当の主人公は、悪の華を咲かせつづける青年政治家であり、そして同時に「美しき女装者」であるディモスその人です。

 


             JETBLACK3
             豚達の王
             最遠寺近緒


「SCキットだよ。顧客の名簿があるんだろう?。」
「つけあがるなよ。何様のつもりだ。デカなんて犬の糞以下だ。」
 悲鳴混じりに吠えている痩せた親父の腕を捻りあげる。このまま続ければ脱臼ぐらいはするだろうが知ったことではない。
「訴えてやるぞ!」
 親父の目尻には苦痛の為の涙が滲んでいる。
闇の性転換キット、つまり癒着性人工皮膚とホルモン増加プラント、及び促進剤と人体モデルテンプレートを「変態」に売りつけるような人間に、情けなどかけてやる必要はまったくない。
「ほほう、誰にだ。俺は犬の糞以下の警察官だが、今回は、あんたが頭に思い浮かべているお偉いさんの命令で動いてんだ。それともどこかの警備保障に言いつけるのか。やれるものならやってみろ。ああ!」
 これしかなかった。今や、警察は誰にも当てにされず、当然執行されるべき権力さえ満足に行使できない程、落ちぶれてしまったが、法の名のもとでは、「理不尽な悪行」だけは振る舞える。多くの悪徳警官達は、今日もそれを使って甘い汁を吸い、己の胸の空白を埋め続けているのだ。
 だが俺は違う。俺には悪党どもに対する弱みは、一切ない。「強面」。クリーンな刑事が持てる唯一の切り札が俺にはある。俺はこの瞬間の為に「金」の誘惑を捨てたのだ。
「お前、名前は?貴様の首、吹っ飛ばしてやる。」
「ざけんな。さっき言っただろう。俺の名前は漆黒だ。漆黒猟児、よく覚えておけ。」

 

barbedFaceMask.jpg  僕の身体はどうなってしまったんだろう。胸が出っ張り始め、最近は乳首がシャツに擦れただけでおちんちんが勃起する事がある。あまり早く、白いドロドロを自分で出すのは良くないんだ。僕は何回もそれが出来るけれど、それだって限度がある。
 お姉さんは、僕のドロドロを自分の顔にかけられるのが大好きだ。
 お姉さんは僕のドロドロを、とっても綺麗な自分の顔全体に引き延ばしては、白目を剥いて何度も失神する。僕は、お姉さんが何度もそれを求めるから、僕のが品切れにならないようにしなくちゃいけない。だから僕は、お姉さんのお尻の穴に突っ込む時は、三回の内、二回は偽物の吃驚するような大きなおちんちんを腰に付けて使う。
 そうするとお姉さんは、最初の内、シーツに顔を擦り付ける様にして泣いているけど、最後にはまるで映画に出てくる狼見たいな遠吠えをする。、、それで僕はお姉さんがとっても怖くなるんだ。


 親父が指したのはSCキット購入者の内、五人だった。五人なら容疑者に「直」に当たってもこなせる人数だが、初動の捜査による刺激で逆上されて被害者に累が及んでは、最悪の事態になる。
 ここは我慢して周囲から絞っていく事だ。直に当たるその時は、捜査ではなくて被害者を救出するつもりでやるつもりだった。
 しかし、厄介な相手が二人混じっていた。一人は若手の代議士の秘書の知人、もう一人は大手企業の顧問格の番頭だ。この二人が直接、SCキットに手を出しているなら問題ないが、、、。
 まあ後は「上」のやる事だ。警察の権威回復を取るか、保身を取るか、俺の知った事ではない。
 いかにも、やり手といった眼光を放つ、甘さの中に苦みを感じさせる美貌の青年代議士の写真を人差し指でパチンと弾いてから、俺はすっかり冷めてしまった何杯目かのコーヒーを飲み干して、上着を肩にかけた。


 今日は、お姉さんは僕を可愛がってくれるのだろうか、それとも虐めるのだろうか。いや違った。今日はお兄さんが久しぶりに僕の相談にのってくれる日だ。今日は勇気を出して聴いて見るんだ。本当に「世界」が、僕たちのシェルターを除いて死んでしまったのか。
 いつも僕の面倒を見てくれるヴェクターさんは、時々、僕たちの住んでいるシェルターと違う匂いをさせる時がある。確かに僕は身体が弱いからシェルターの中でも、この部屋から出れない事は、ヴェクターさん達との違いだし、それに沢山、眠らないといけないから何時も頭がボーッとしてるけど、、。


 襲撃されている。この俺が。民間警察ならいざ知らず、荒事と言えば、良くて格好をつけたがるチンピラをさばく程度が関の山の刑事が、「銃撃」を受けているのだ。
 一度目の奴らの銃撃から辛うじて逃れる事が出来たのは、全くの偶然だった。

 アキュバン特殊建築設計施工事務所からの帰り、地下駐車所に開いたエレベーターのドアから脚を一歩、踏み出した瞬間だった。
 足下に激しくのたうち回る肉塊があった。それは下半身を3分の1程、食いちぎられた野良猫だった。エレベーターは地下駐車場の奥まった部分にある。
何ものかに襲われた猫が己の片足と太股の一部を捨てて、この場所に逃げ込んで来たのだ。
 それを見定めようとして身を屈めた瞬間、エレベーターの金属製の壁が3度ボスンという音を立てた。俺は、猫が目指して行き着けなかった、身を潜める為の暗がりが沢山ある方向に走り出した。
 アドレナリンが体内で沸騰している。恐怖ではなかった、純粋に興奮していた。この感覚は刑事を勤めてから数回、微かに味わった事がある。しかしこれ程とは、、、興奮に酩酊しそうだった。
 脇の下に吊した、自前の平べったい自動拳銃を抜き出して、壁に自分の身体を押しつける。豆鉄砲はブロック署のロッカーに仕舞ったままだ。自動拳銃の銃把の感触に安堵を覚える。この感じはおっ立ったあれを握っているのと同じだと思った途端、目の前の壁が炸裂して破片が顔面を刺した。
 息を大きく吸い込んで止める。プールに飛び込むのと同じだ。一端、足が地面を離れたら、水面に激突するまで後戻りは出来ない。
 俺は、頭の中で意味のないカウントダウンを3から始めて、遮蔽物になっていた壁から身を乗り出した。


ugugu.jpg 「で、どうしたんだ、坊主。何か俺に言いたい事があるんだろう。」
 お兄さんが優雅に長い脚を組み替えながら言った。僕は外に出れないのを補う為に沢山の映画を見たが、お兄さんはどの男優にも負けないぐらいハンサムだ。
「世界は滅びたって本当?それに僕の身体はどうなっているの。もうあんなのを着るのはいやなんだ。、、僕は、僕は、お姉さんが嫌いなんだ。」
 身をカチンカチンに固めてしまいそうな革の服や、ゴムの服、大きな偽物のおちんちん。口を開いたままにさせる口輪。
 僕は、僕が泣いているのが判った。僕の中の感情が、今の僕に追いついてきたんだ。
「男は泣かないもんだぞ。」
「嘘だよ。僕が見てる映画に出てくる人たちは、みんな、泣きたい時は泣いていいって言うよ。」
「それは映画だからさ。現実では男は泣いちゃいけないんだ。」
「だって、現実って言っても、この世界で生き残っているのは、お兄さんとお姉さんとヴェクターさんだけなんでしょう。それなら泣いたっていいじゃない。」
 僕は拗ねたように上目遣いで言ってみた。こんな風な表情を造るとお兄さんは途端に甘くなる。
「お前に泣いちゃいけないと言ったのは、お前に強くなって欲しいからだよ。それよりどうして、世界が滅びていないんじゃないかと考え始めたんだ。あれほど何度も説明してやったじゃないか。」
「ヴェクターさんもお兄さんも見るたびに服が替わるじゃないか。」
「おいおいまってくれよ。お前、私たちがどれぐらい服を持っているのか知っているのかい。お前は、このシェルターの中の隔離病室から出れないから、ここの大きさが想像も付かないだろうけれど、ここは何千人という人が何年も何年も生活出来る規模なんだよ。そこに私たちはたった4人で暮らしているんだ。服だって食べ物だってここに蓄えられているものなら山のように使えるんだよ。」
「そうじゃないんだよ。僕の言ってるのは、なんて言ったらいいのかな。そうだ、流行。流行なんだよ。僕と随分長い時間一緒にいるヴェクターさんの服に流行を感じるなんておかしいよ。」


 そんなに深く調べる必要はなかった。このブロックで一人の人間を数年にわたって監禁できる場所、そしてあの五人の容疑者。俺がいるブロックは二つのゴミ溜めを抱えている。クエンクという名の人造運河を挟んで、政治家や資産家どもが住む高級住宅街と、昼と夜の二つの顔を持つ歓楽街を中心としたスラムだ。
 スラムでは厳密な意味で人々のプライバシーは保障されない。非干渉と無関心とは違う。俺が任ずるブロックのスラムの住人は常にお互いを監視し合っている。そうでなければ色々な意味で生き延びることが出来ないからだ。
 一人の人間を長期間、監禁しそれを秘密に保つことはスラム外の人間に対しては可能だが、スラム内では絶対に不可能だ。そして今や刑事は完全に「スラム内」の人間だった。 俺のアンテナに「営利誘拐」「人身売買」は引っかかってもこれ程、長期に渡る「人さらい」は引っかかってこない。当然、捜査対象は「川向こう」に絞られる。
 アキュバン特殊建築設計施工事務とは早い話が、個人用シェルターの施工を請け負う会社だ。スラムの住人が自分のねぐらにシェルターを設置するだろうか?
 俺がそのアキュバンの周辺をつつきはじめた途端にこの反応。こんな世の中でも刑事に殺し屋を差し向けられる人間はそれほど多くはあるまい。
 そうか、ディモスよ。駆け出しのお前には、事が露見してしまってから、それを揉み消すだけの政治力がまだないと言うことか。
 墓穴を掘ったな。、、いや掘られたのは俺の方か。
弾はもう予備の弾倉一つしか残っていない。射撃練習をさぼった積もりはなかったが、威嚇ではない本当の近距離の銃撃戦は初めてだった。
 銃を人に向けて撃つ快感を制御できない。死に直面した恐怖の裏返しの快感、それが問題だった。冷静になれ。照星を的に合わせる、そして引き金を確実に引き絞る。それだけの事だ。俺ならやれる。


Z6OcuYW4bcd0t9gedeS0Fd4Q_50.jpg 「坊ちゃんもうお止めになったらどうです。あの子はもう薄々気づき初めています。」
 執事のメイ・ヴェクターが、メイク中のディモスの背に話しかける。幅広く筋肉質なくせに形がやさしい艶やかな白い背中だった。
「これから美味しくなるのよ。手放せないわ。」
「政治家にとってゴシップは致命的です。坊ちゃんは今、大事な時です。あの子の始末は私がしますから、、。せめて今日は早い目に切り上げて下さい。運河祭でのスピーチがあります。そのう、なんと申しますか、あの後の貴方様は何か様子が変です。ご自分ではお気づきではないのでしょう?そんな事を繰り返すと政敵に感づかれます。」
 確かに事が終わった後のディモスからは、その身体がいくら「男」に戻っても「雌」のオーラのようなものが強烈に立ちのぼっていた。メイはディモスのその期間がどんどん長くなっている事も気になっていた。
「横取りする気。忘れたの?あなたが私をこの道に引きずり込んだんじゃないの。悪い人ね。」
メイは、振り返って宛然とほほえむディモスから恥じた様に視線をそらす。
 男の身体にヘヤースタイル、そしてきつく勃起したペニス。
だがその顔は「絶世の美女」という冠に値する。それはまるで誰かから切り取ってきた仮面のようにさえ見える。メイはその顔を見つめ続ける事に苦痛を感じていた。
 遙か昔、自らが使える主人の一人息子の美貌の中に感じた欲望が、今も彼を責め続けているのだ。
「あっちの方は順調に進んでいるの?私の方のルートでもいいのよ。刑事一人ぐらい押しつぶすのに大した苦労はいらないわ。」
 光沢のある口紅を塗った唇がヌメヌメと独立した生き物のように動く。これが聴衆を魅了する若き政治家の同じ唇とはとても思えない。
「それはいけません。私の、、息子の方なら、万が一事が公になっても、あなたに累が及ぶことがないのですから。」
 メイは二人の若者を導いた事になる、ひとりはゲイ、もう一人は「組織」の幹部。我ながら立派な導師振りだと思った。
「感謝してるわメイ。でもここから先は出ていって。、、ね。」
 金髪のセミロングのウィッグを付け終えたディモスが、メイの頬に軽いキスをする。メイは後ろ手でディモスの部屋のドアを閉めながら、、、、、今日、ディモスの「儀式」が済み次第、あの「買い取った」子を殺してしまおうと決心した。


uhoooo.jpg  まだ幼いが、その分、綺麗で強靱なペニスを吸ってやると「僕」の描いたような美しい眉が歪む。この熱くて薄い身体は、あの時の僕と同じなのだろうと私は思う。いろんな意味で「僕」はあの頃の僕と似ている。
 愛し方を知らない親と、愛され方を知らない子ども。「僕」はメイの説明によると誘拐したのではなく「買った」と同じなのだそうだ。しかも「僕」を売った人間は決して生活に困窮していた訳ではなかったと言う。
 幼児虐待の衝動の恐怖から逃れる為に自分の子どもを「誘拐」してもらう人間がこの世にはいるのですよ、とメイは驚いたように説明していた。
 だが私にはその気持ちがわかった。親と子、両方ともにだ。
「うぅ。お姉さんきつく噛まないで。」
 私は返事をする変わりに、赤く塗った唇を歪ませて嗤ってみせる。私の大好きな、鏡の前で何度も練習した、とびっきりの悪女の表情。
「坊や、、。恨まないでね。みんなこのおちんちんが悪いのよ。」
 「僕」のペニスの鈴口に舌を差し込んでやる。益々怒張が強くなる。肌理の細かい肌、薄い腹の向こうには張りのある乳房があり私の愛撫を待っている。
 最高よ、メイ。あなたのSCキットの使いこなしは芸術的だわ。 もし私の時代にSCキットがあったら、、、。メイと父親の顔が重なり、そして私の妄想は膨らみ、「加虐」へと登り詰め始める。


 メイはディモスを玄関まで送り届けると、その足で屋敷内のシェルターに戻った。シェルターのドアを開場する時、メイの網膜のスキャンがキィ代わりになる。
 登録者はディモスとメイだけだ。メイはその事を思うと胸が苦しくなる。たとえばもし本当にシェルターにメイとディモスだけが入らねばならないとしたら、「あの関係」は再び回復するのだろうか?
 それとも、二人という密室の中で、メイはディモスによって断罪されるのだろうか。今、このドアの向こうには、新たな生け贄がいる。
 「それ」はメイのものではないが、ディモスが「それ」を欲したから、メイが「それ」を調達したのだ。
 贖罪の為?誰が何の為に。全ては、歪んだ肉欲の連鎖なのだろうか、、。
 ドアが開いた、シェルターの機密性から生じる気圧の差によって空気が動いた。あの子やディモスが使う香水の匂いや、先ほどまで繰り広げられていた肉欲の匂いが微かに感じられる。
 メイはそれらに自分が年甲斐もなく興奮している事に驚いていた。あの子をこれから始末する、そんな思いがメイの精神の変調を促進しているのだ。「生命」の発する信号に過敏になっている。
 「ヴェクターさん?珍しいですね。お姉さんが僕の所に来る日は、絶対に顔を見せないのに、、。」
 紗の降りたベッドの向こうから、あの子の掠れた声がする。SCキットのせいもあるのだろうが極め付きの淫靡な声に成長している。
 一体この子は「何」になろうとしているのだろう。メイはそこまで考えて微かに首を振った。空調設備の中に微かに仕込んである催淫剤の影響だろう。
 この子は、これから「何」にもなれはしない。この子が今からなれるのは「死体」だけだ、、。
「いや、ディモス様に君の様子が心配だからと言われておってな。君は、今の生活に疑問を抱いておるそうだが。」
nROgXEI7Xb1rozsw5ktmK1Pl_50.jpg  あの子が、紗をすり抜けるようにしてベッドから降りて私の前に立った。
 素肌の上に透けるような白いネグリジェを着ていた。その上からでも、胸と股間の相反する膨らみがはっきりと見えた。
 この子には幼い頃のディモスの面影はない。私が愛したのは少年ディモスだ。
断じて「買い取った」子ではない。
 少年はすらりと、薄いが引き締まった筋肉の付いた腕をのばし、私の両肩に手を置いた。少年の、天使と娼婦が混じり合ったような顔が真正面に来る。
「この部屋から、外に連れ出して。」
 その声を聞いて、私は再び、私のディモスに対する罪の深さを思い出した。
初めは私との関係に怯えていた幼いディモス、そのディモスが暫くして、彼の方から私を誘惑するようになったのだ。その時、私は悔いた。
「駄目だ。君は自分が病気だということを忘れたのかね。」
「嘘。僕が病気なら、お姉さんはなぜあんな激しいことを僕にするの?それをどうしてお兄さんや、ヴェクターさんはほっておくの。」
 少年が私にしがみついてくる。ふりほどこうとしたが、私はそれを止めた。
少年は思ったより力が強かった。もし私が全力を出してもこの少年をふりほどけなかったら、たちまち立場は逆転してしまう。そうなったらこの子を始末するどころではなくなってしまう。
 私は少年をふりほどく代わりにその形の良い頭を優しく抱いてやった。少年の驚くほど熱い吐息が私の首筋にかかる。
「外に連れ出してくれたら僕を抱いてもいいよ。」
少年の手が私の股間をまさぐっていた。
 私は少年の命ずるままにシェルターを出た。まるで飼い主に引きずられる老齢の犬だ。首輪は私の枯れた筈の肉欲の器官、引き綱は少年の手だ。
私は見せ餌のような欲望に、鼻先を引きずられている、、。

33aws001pl.jpg 
接吻の輪舞曲 ~貴姫達の舌舐めSP~

あの接吻の輪舞曲が待望のベロキススペシャル版になって登場だ!総勢14名の美しきプリンスプリンセスが織りなす、女同士の甘く切ないジャンヌな世界に、心は躍る!

 

 

 

 

 

 

 

 

172emu028pl.jpg   地獄痴女スペシャル 引退・立花里子 私が永遠の最強痴女よ!

最強痴女!立花里子の引退作品!!最後に相応しい究極の女王様スタイルでM男をなぶり倒す!パワフルなペニバンファックに拘束寸止め痴女プレイ!さらにはフェラ&手コキ100人斬り!リアル峰不○子に迫る!レザースーツ最強着エロ3P!などなどスーパーボディ、リコピンの集大成ともいえる大作が今ここに!!一挙手一投足を絶対に見逃すな!

 

 

 

 

 

 

 

13ulx04pl.jpg  シーメールジャック VOL.4

とびっきり可愛いい‘リオ’ちゃんが登場です!本人も認めるM娘?で、監督から「オナニー見せて」と言われただけで顔を赤くして恥ずかしがって‘ペニクリ’ちゃんを出し渋りますが、一旦シコシコ始めると勃起して立派な‘デカマラクリ’となり脈がドクドクうなりをあげます!ハメ撮りでは奉仕プレイ、3Pファックではガンガン突かれて何度もイキまくります。


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(2008/09/27(土) 06:13)

 6月のchika

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uhiiiiiiuuu.jpg 「しっ。黙ってろよ、もうすぐミスター真っ黒のご登場だぜ。」
「でも、あの噂は本当なの?」
「あの献体かい。この業界、いくら追い風だからって、赤ん坊だけは一山いくらで買ってはこれないさ。第一、肉親の同意書がいるし、審査機構だって最近チェックが厳しいんだ。あれが、我らが真っ黒博士自身の子どもの可能性は大いにあるだろうさ、、だから献体も嫌になる程、優秀だろうが、、。頭が良すぎるのさ、真っ黒の精子は歪んでんだよ。」
「おいおい、いい加減にしろよ。とても科学者同士の会話とは思えんよ。」
 そう窘めた者もいるが、彼とて本気で、真っ黒博士こと研究所所長の漆黒隆二を庇ったわけではない。

 ・・・みたいな書き出しで始まるのがchikaの短編シリーズ・JetBlackの第四弾です。
 タイトルが『水槽の中の赤ちゃん』、判る人には判ると思うんですが映画「ローズマリーの赤ちゃん」を捻ったものです。
 多分、映画よりもっとグロでエロです(笑)。でもジトーッて湿っぽい感じは同じかな。
 小説背景の季節は冬なんですが、どちらかと言うとこれからの梅雨の季節の方が似合ってるかも。
 スーパー細胞ネタの、かなり長い短編なので、美味しいトコだけ抜き出し、原文にはない過激エロを追加しました。(原文はコチラ)
 それでは「黴」が生えないウチにご賞味あれ。

                        JetBlack4『水槽の中の赤ちゃん』


 118ezd00105pl.jpgこの世には「出逢ってはいけない者」達がいる。
 だが彼らは、それが彼らの宿命であったかのように必ず巡り会うのだ。
 そしてそんな彼らが生み出すものは、これも又、約束事のように「破滅」と「虚無」である。

 研究所員達が全て引き上げたあと、彼らと入れ替わるように研究所を訪れた女が一人いた。
 黒のポルシェから形の良い脚を跳ね上げるようにして降り立ったのは、場末の映画館の闇から湧いて出たような毒々しい『娼婦』だった。
 しかし、こんな禍々しい『娼婦』ファッションを「本物」は決して身にはまとうまい。
 シームの入った黒のストッキング、厚手の黒いラバーのワンピースミニの上には、蛇柄のレザージャケットを羽織っている。
 腰回りは絞り上げたように細いが、尻や下腹部は魅力的な膨らみを持っており、それを黒いラバーの光沢が、完成されたスポーツカーの曲線の様にドレスアップしている。
 足下は、真っ赤なエナメルのピンヒール。
 ヘッドは黒いプラステックで成形したようなボブカットヘヤーに、ピンクの先の尖ったサングラス。
 ダークローズの口紅の縁はわざとブラウンで隈取りをしてある。
 形の良い臀部から伸びた脚が、舗装道路をコンパスの両脚のように突き刺しながら歩いて行く。その度にラバースカートが、クチュクチュと微妙な湿った音を立てるのは、おそらく『娼婦』の計算なのだろう。
 そんな『娼婦』を白衣姿の漆黒が迎え入れた。
 漆黒は、待ちかねたように『娼婦』が研究所に数歩足を踏み入れた途端、彼女の薄くて高い鼻梁の下にある、呪われそうな暗赤色の唇を吸った。
 漆黒の唇の隙間から、時より顔を覗かせるその舌は、濡れそぼり何か違う生き物のように蠢いている。
「急いでいたのか?」
 自分の唇全部を覆うように吸われた『娼婦』は、漆黒の言葉の意味を瞬時に理解してその身体をびくんと震わせた。
「剃り残し?恥ずかしい・・・仕事が、あったんだ。」
『娼婦』の掠れた声が、漆黒の首筋を這い登り彼の耳の穴へ吸い込まれていく。
 男を「感じさせる為」だけにある声。
「、、ああ判るさ。お互い忙しい身だからね。」
「綺麗でいたいのに、、。完全に脱毛してしまいたい、、。」
「いいさ。そんな事をしたらお前は仕事を続けられなくなるし、完全なオンナになら、あれで化けられる。私は、今のお前も好きなんだよ。さあこっちだ。」
 漆黒は『娼婦』の肩を抱いて、研究所員用のシャワールームに案内した。
「こんな所で済まないね。私専用の実験室までは確保出来たんだが、こういったものの建て増しは、所員の手前無理なんだよ。」
「これでいいよ充分。でも出ていってくれないかな。恥ずかしいよ。」
「脱ぐのを手伝ってやるよ。それラバーだろ。爪を引っかけると破れるぞ。」
「・・やだ。」
 漆黒が『娼婦』の背中に回り、その手を『娼婦』の股間と胸の隆起に置いた。
「さっき言ったろう。私はこういうお前も好きなんだ。」
 漆黒の手は『娼婦』のラバーの皮膜で覆われた股間をこねくり回し始める。
 漆黒の指の摩擦でラバーがペチペチと密やかな音を立てる。
 その漆黒の手の動きに合わせて、さっきまで恥丘の緩やかなカーブしか描いていなかったラバーの黒い光沢のある表面が、内側から山脈のように盛り上がってくる。
「くぅ、、。ああ駄目。」
「なんなんだ?この太いのは?お前、男の真似をしてゴムホースでも股ぐらに入れてるのか。」
「いやだ、、そんな言い方。」
 『娼婦』はのけぞり、形の良い尖った顎を天井に突き出している。
 言葉で感じたのだ。漆黒はその首筋を吸っては囁き続ける。
「今日は、ファロスをケツの穴の方に回してないんだな。私だけに会いに来たんだものな。いつもみたいに、お前の臭くて醜いファロスを他の男共から隠す必要がないからな。ああ?直ぐにその固いのを私に吸って貰えると思ってたんだろう。」
「いや、いやよう、そんな言い方ぁ、、。」
 漆黒は、『娼婦』のラバースカートをベチベチと捲り上げた。
 ラバースカートの下には、肉厚の真っ赤なラバーパンティが見え、その上端から勃起したペニスのカリ首が既にはみ出している。
 赤黒い亀頭は、既にカウパー氏液で濡れ塗れとテカリ輝いているのだ。
 漆黒は自分の指先を鈎づめ型に曲げその亀頭に爪を立てた。
「くぅう、、虐めないで。」
 『娼婦』の苦痛は、快楽の放出を堪える事から来ている。漆黒の立てた爪の為ではない。
 『娼婦』の頭の中では、漆黒の爪によって、自分の男根のあちこちからホースから漏れだした水のように血が飛びちっていた。
 それは『娼婦』にとって極めて「甘美」なイメージだった。
「引き抜きゃしないさ。これを取ったらお前はあの女と一緒になってしまうからな。」
 漆黒は、女の顔を強制的に俯かせる為か、ペニスをいたぶっていない余った方の手で『娼婦』の髪に指をかけ、それを彼女の顔面の方に強く引っ張った。
 しかし『娼婦』の頭部は動かず、その代わり黒くて腰のある艶やかな髪が、ズルリと剥けた。
「いや!取らないで。」
『娼婦』の口から、今までにない強い意志のこもった否定の悲鳴がもれる。
 ウィッグの下から現れたのは、短く刈り込まれてはいるが、柔らかい髪に包まれた形の良い頭部だった。
 漆黒は『娼婦』から剥ぎ取ったウィッグを、ブラシのようにして、彼女のペニスを撫で回す。
 『娼婦』のペニスは、もうこれ以上はないという程、隆起し硬度を高めていた。
「駄目、いっちゃう。こんなので出したくない。抱いて。」
 苦悶で歪んだ『娼婦』の顔、眉音のゆがみ、小鼻の膨らみ、きつく閉じられた目と、震える黒くて長いまつげ、漆黒はそれら全てを堪能している。
「苦痛」の表情は美しい。
 そして漆黒は『娼婦』の唇を吸った。『娼婦』はそんな漆黒の唇を食いちぎろうとするように両腕を上げて漆黒の頭部を固定した。
 濃厚なキス、唾液の交換、舌と舌のバトル、粘膜の交合。どこかどう猛な肉食獣の食事に似た感覚。
『娼婦』は漆黒の舌を口蓋と呼ばれる生殖器に挿入されて、たまらずに己の性を放った。
 『娼婦』の股間に宛われたウイッグの黒く艶やかな黒髪に、白くてどろりとしたものが飛びちっていた。


jfidoweoew4.jpg 更衣室の白いタイルの上に『娼婦』の脱ぎ散らかした衣服がある。ラバーの類はその主を失うと「服」という属性を無くして、魂を抜かれた何か奇妙な生き物のように見えるから不思議だ。
 その衣服の残骸の中心には、円形の小さなスツールが置かれてあり、頼りなげな裸体がそこに静かに座っていた。 丸く屈み込んだ背中には背骨が浮き出ている。人によっては痩せていると表現するかも知れないスリムな青年の身体。
 まだ、その顔からは化粧が落ちていないので、そこだけが美しい仮面を付けているように見える。
 その仮面が喋った。仮面が醸し出す濃密なエロスを裏切ってその声は清純とも言えた。
「姉さんの事、ゴメンね。」
「姉さん」、山際製薬の令嬢であり、漆黒の妻であった女の事だ。名を和音という。漆黒が「成り上がる」為に手に入れた女の名前でもある。
 坐児の細い肩を、背後から抱きしめながら漆黒は、自分自身の「嘘」をどうするか反芻してみた。
 漆黒が妻・カズネと別れたのは彼女の弟である坐児のせいではない。
 しかし坐児は、義理の兄と関係を持ってしまった自分のせいで夫婦の関係が破綻したと思いこんでいる。
 だが坐児がそう思い込んでいる限り、漆黒はより多くの快楽をこの青年から汲み上げる事が出来るのだ。

 漆黒は、心の中で、いつものように呪いを唱える。
 自分の心がその弱さを露わにし、人のやさしさに動揺する時、この呪いは覿面に効く。
 『私は人間の形をした昆虫だ。昆虫には感情は存在しない。』
 それに坐児は、人が皆そうであるように『そう思いたい』から、そんな風に世界を見ているのに過ぎないのだと。
「ザジ、いつまでそんな事を、、。」
「ゴメン、今夜は僕たちの赤ちゃんを見せてくれる大切な日だったね。」
 僕たちの赤ちゃん、、確かに、『それ』は坐児と漆黒の肉と血と、汗と糞尿と汁が生み出したものだ。
 だが精密に表現すると『それ』は漆黒のレプリカにしか過ぎない。
 それでも漆黒は坐児に優しく微笑んでみせる。
「ああ、、私たちの子どもは良く育っている。あとで見せてやるよ。」

 漆黒が坐児を伴って案内した彼の研究室は、居住用のスペースが設けてあった。
 そしてこの隠し部屋は外部への独自の出入り口も用意されている。
 研究所員は全員、漆黒がどんなに夜遅くなっても自宅に帰り、そして自宅から研究所に通っているものだと思っているのだが、実際には漆黒は一月の内の3分の1の期間、この隠し部屋に寝泊まりをしているのだ。
 坐児はこの事を知っている。他ならぬ坐児自身が、山際製薬がこの自社施設を研究所に転用する際に、漆黒の為に隠し部屋を作り出す手伝いをしたのだから。
 その頃から既に、坐児と漆黒は男と男の肉体の関係を結んでいたのだ。
「うんと強い真珠にして。」
 坐児が甘えたようにいった。この青年の昼間の冷厳な若き指導者としての声を知る者には、想像もつかない声だろう。
 クルーカットの坐児が、かっちりとしたスーツを着込んで部下に指示を与えている場面をさしてまるで「ナチスドイツの青年将校」のようだと称した者がいるほどなのだが、。
「判っているさ。」
 勿論「真珠」はこの薬の正式名称ではない。第一、これには正規の名前など付けられる薬品ではないのだ。
 「真珠」は、漆黒が遺伝子操作の研究途上で偶然にその効能に気づいて調合生成された副産物としての薬剤に過ぎない。
 この薬は人体に強烈な媚薬効果をもたらすが、初期反応として、接種された人体の皮膚から、真珠のような輝きを持つ粘液質の汗を噴き出させる。
 その真珠のように見える汗の成分が何であるかを漆黒は理解していた。
 だが、なぜ人体からそれが出るのか?直接神経に働きかける「真珠」がなぜそういった反応を引き起こすのか?その事について漆黒は理解していなかった。
 いや理解する必要がなかったといった方が正しい。
 「理解」それは、そうしようと思えば漆黒にとっては実にたやすい行為であり、現象であった。
 「理解」など必要ない。漆黒は自分自身を科学者ではなく「途轍もなく頭がいい昆虫」だと規定していたのだ。
 ようは己の欲望を満たせればすむ事なのだ。その他の事など漆黒には一切必要ない事だった。
「真珠」を摂取し続けることによって最後に何が起こるか判らない。、、それを言うならば、漆黒が研究している本業の研究全てが、そうだった。
「最後には何が起こるか判らない。」のだ。だが、そんな事は重要ではない。、、漆黒には「引き受けるべき責任」など一切なかったのだから。

benjyomusi02.jpg 全てを脱ぎ捨てた坐児の腕にゴムチューブを巻いて真珠の静脈注射をする。
 先ほど放出したばかりだと言うのに坐児のペニスはもう半分勃起した状態になっている。
 ボンデージとラバーフェチ、女装・同性愛。坐児が山際という家を継ぐために捨て去ろうとして捨て切れなかったもの、そして感覚、、。
「便利な身体だな。このゴムチューブを巻き付けられただけで感じたんだろう。薬なんていらないんじゃないか。」
 短く刈りそろえられた頭髪の下の小さくて整いすぎた顔が真っ赤になる。そしてみるみるその全身がぬらぬらと銀色に輝き始めた。
「今日は沢山打って、久し振りだもの。」
 勿論、坐児が言うように「量」で快楽の持続時間が長くなる訳ではない。
 量よりは「時間」だった、薬の効果が弱まった時点で又、打てば良いのだ。しかしそれでは身体への負担が大きくなる。
 だが今夜、漆黒は自分にも坐児にも寸断なく「真珠」を接種し続けるつもりでいた。
 漆黒は「貯まって」いたのだ。
 何処かで張りつめたテンションを下げないと、漆黒の中の昆虫は彼の「日常」を食い破ってしまう。
「ああ、、楽しもう。それよりシャワーを浴びておいで、、あれは私達の部屋に用意してある。ベィビーの目の前で私たちの仲のいいところを見せてやろう。」
 坊主頭の『娼婦』はゆっくり頷いて立ち上がった。その全身は銀色に輝いて真珠人間のように見えた。

「カズネの皮だ。前よりきつくしてある。、、ああメイクは濃いめに頼む。私の知らないカズネを抱きたい。」
 坐児は殊更、漆黒に「和音の皮」と言われなくても、自分の目の前にあるその生体スーツが姉の姿形のコピーである事を充分承知していた。
 以前この生体スーツのプロトタイプを、漆黒に無理矢理、その身に纏わされた体験があるからだ。
 その時は、山際製薬の開発した医療用人口皮膚が、このようなものに変化することに驚きを感じたものだったが、、。
 人工皮膚の開発者である漆黒を、身体ごと充分知り尽くした今の坐児には、もうその事実には大した関心を抱いていない。
 今、漆黒が和音の名前を口にしたのは、坐児に「姉」の皮を被る事を念押しし、彼に「姉」になることを意識させる為だった。
 坐児は、自分の膝の上に膝掛けのようにぺったりと横たわっている、心の無い生暖かい生き物を眺めた。
 以前、これを見た時にもその質感のリアルさに驚かされたが、今度のものはそれ以上だった。
 まるで生きた姉の中身を皮膚一枚残してそっくり抜き取ったように見える。
この生き物は成長している。
 坐児は身震いした。この生体スーツを身にまとった先には、罪深い倒錯した究極の快楽世界がある事は判っている。
 だがその前に、坐児は一つの「恐怖」を受け入れなければならないのだ。
 それは生体スーツに「呑み込まれる」事だった。
坐児は「姉」のぐんにゃりした女性性器部分を自分の股間に擦り付けた。
 瞬間、自分の手の中の姉の「部分」が恥じらい蠕動したように思えた。
 いや、それは錯覚だ。この生体スーツは、自分の身体の「裏側」に、取り込んだ獲物の表皮が接触しない限り目覚める事はない。
 、、とうとう姉の秘部に坐児のペニスが填りこむ瞬間が来た。
 生体スーツがその身体全体をくねらせながら、坐児のペニスをくわえ込み始める。
 舐め上げ、吸い上げながら、姉の小陰口は拡張され、ペニスの根本をおおい、睾丸を覆い、下腹部を覆い、下半身を呑み込み、、、やがて坐児の身体は「姉の肉体」という名の小宇宙に呑み込まれていく。
 坐児の皮膚感覚に、生体スーツによる全身への圧着感が均等に広がり始める。次にその感覚は、姉の皮という名の生き物が送り出す同調信号に翻弄された。
 その結果、引き起こされる圧倒的でしかも極限的なトランス感覚の為、坐児は一瞬、意識を失った程だ。

igr-er.jpg 坐児は、両の手の親指を立ててL字型にしてから、自分の筋肉質の上に新たに現れた乳房を下から押し上げその座りを確かめてみる。
 その瞬間、坐児の全身に身震いするような暖かな刺激が走った。
 それは生体スーツに付与された、自分自身への刺激をコンバートして、坐児の皮膚感覚に快感として送り出すという機能の結果だった。
 坐児は自分の肉のハイネックの部位から、下全てを覆った生体スーツを肩を竦めて撫で上げる。
 愛おしさもあったが、その皮膚のすべらかさ、肌理の細かさには、人の手の愛撫を呼び込む魔力があった。
 生体スーツの表面には、人間の体毛にあたるものがなく、ラバーやPVC素材と人間の皮膚のハイブリッド状の質感を維持しており、それが新しいエロティシズムを発散していたのだ。
 坐児は、立ち上がると自分の腰回りが、生体スーツのコルセット並の矯正力によって充分魅力的に絞り込まれているのを確認して、化粧台に広げられたマスクを取り上げ、漆黒にそれを手渡した。
 今は人間の顔面の「開き」のように見えるそのマスクは、生体スーツと同じ素材で生成されていたが、スーツのように自分の力で人体に吸い付く機能を持たなかった。
 和音の顔を模したフルフェイスマスクは、生体スーツから分離された存在だった。つまり個体がマスクとスーツに別れて二体ある事になる。
 漆黒がわざとそんな手間をかけたのには、二つの理由があった。一つは坐児の顔を、和音の顔に、自らの手で変化させたいという思いからである。
 もう一つは、中に包み込まれている坐児の神経系統に対する生体スーツの反応を、2系統に分離したかった為だ。
 漆黒は、首から断ち切られた形の和音のマスクを、坐児の頭頂部から被せ始めた。
 坐児は男にしては小顔だったが、それよりはいくらか小さい「和音の顔をした肉袋」に、その頭部を詰め込んで行くのは、蛇が己より大きな獲物を呑み込む有様のようで、視覚的に奇妙な刺激があった。
 坐児の形の良い薄い鼻が一旦、生体マスクに押しつぶされ見えなくなり、和音のこれ以上ないほど縦に引き延ばされた口の穴から再びその姿を見せる。
 そういった「姉の顔」を被る過程を経て、坐児の顔は「姉」そのものになって行く。
 和音の顔はゆがみ、形を整え再び歪み、坐児の顔面に寄生していくのだ。
「綺麗だよ、、。この時のお前が一番好きだ、、。」

 この人は歪んでいる、と坐児は顔面を拘束する暗黒の革を張り付けられながら思った。
 母性に満たされなかったから、女性の美に復讐しようとしているのだ。そしてこの人は「男」しか安心して受け入れられないでいる。
「さあメイクして私にカズネのうんといやらしい顔をみせておくれ。」
「ザジじゃ駄目なの、。」
 和音の声は染みわたる程の悲しい響きを持っていたが、その表情は、形のよい唇が左右不均衡につり上がった嘲笑に歪んでいた。
 マスクを被った者の感情と正反対の表情がマスクに現れるのだ。
 それこそが漆黒が、己の快楽をより深める為、生体マスクの坐児の顔面の動きに追随するシンクロ機能に対して仕掛けた罠だった。
 坐児自身は、その事をまだ深く理解していない。
 坐児がこの生体スーツを装着するのはプロトタイプも含めてこれで3度目だが、その度に「姉」に変身して「義兄」に犯される設定に舞い上がり続けてきたのだ、ゲイの上に女装癖のある坐児にとっては無理もないことだった。
「さっきも言ったろう。普段の女の格好をしたザジも好きだと、、。でも今のお前はカズネじゃない。カズネに似てるけど、代用品ってわけじゃないんだ。私の新しい恋人なんだ。それでいいだろう。」
「悲しいね、、。よっぽど小さい頃、お母さんに捨てられた事がショックだったんだね、、。」

 確かに母は父を捨て、父は私を捨てた。そして誰も私を拾わなかった。坐児はその事で私がこうなったと思いこんでいる。
 だがそれは違う。親に捨てられたのは事実ではあるが、その事から何を汲み取るかは、又、別の問題なのだ。
 私は小学校の低学年でその事を悟った。第一、虫である私には、それらの体験から「悲劇」を汲み上げるための情動というものがないのだ。
 漆黒は、彼の為に用意してやった化粧台に坐児が座るのを見つめながら己の思いを反芻してみた。
 坐児の肩が奇妙にまるっこい。
 漆黒の脳裏に、同じような丸っこい肩を幼い日々に何処かで見たような記憶が浮かび上がって来た。
 母親の記憶だろうか、、。だが今は、その肩の向こう側には、照度を落とした薄暗い緑の蛍光を放つ水槽があるだけだった。
 漆黒達の「赤ちゃん」がいる水槽だ。
坐児が正装し終えたら、約束通り「赤ちゃん」に対面させてやろう。

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「出来たわ。」
 和音がベッドの片隅に腰掛けている漆黒に振り向く。坐児はうつむき加減に恥じらっているのだが、それとは逆に和音は下から漆黒を眼寝付けるように睨んでいる。
 和音の白目の部分が鈍く光っていた。
 娼婦の和音。漆黒のペニスがキツク固く勃起している。
「娼婦見たいな姉の顔を見て感じているの?、、、悲しいね。でもそんな漆黒が好き。貴男はいつも冷酷なふりをして生きている。私がそれも含めて全部、愛してあげる。」

 私は常に演技をして生きている、そしてそれは完璧だ。『あなたは、見かけ通りの心底冷たい人間だ。』と私の事を指摘した人間は、男にも女にもいない。
 それとは逆に、もしかすると『あなたの冷たさは演技で、本当のあなたは優しい本質を持っている』等というおめでたい人間がいたが、それも又、当然私の事を言い当ててはいない。
 私が、過去に生み出してきたのもの、これから生み出そうとするものの正体を知れば、どんな人間も震え上がると同時に、それらを生み出した私の本質に恐怖する筈だ。
 例えば私達の「赤ちゃん」がその良い例なのだが、。
 個人の欲望の為にのみ、生み出されたものは、やがて世界全体を腐らせていく。これは単純明快な原理だ。だがこれを心底意図して行える者は数少ない。
 私はその数少ない者の一人であり、私の生み出す「破壊」や「虚無」はとてつもなく大きくて凶暴なものなのだ。

「その前に、約束だ。私たちの赤ちゃんを見せてやろう。」
 漆黒は和音に成りきった坐児の手を取り上げて、部屋の奥にある水槽に彼(彼女)を誘った。
 漆黒は、水槽の照明のスィッチをつけてやる。水槽の薄暗い緑が、蛍光を含んだようなライムグリーンに輝く。
 和音の口から小さい悲鳴があがり視線を水槽から逸らそうとする。
「なぜ顔を背ける。」
 漆黒は背後から左手で坐児の額を押さえ、右手で頬を押さえた。人の肌とゴムの間のようなヒヤリとして吸い付くような感覚が、漆黒の加虐の心をより強く刺激し、漆黒は和音の頬をより強く掴んだ。
 坐児の唇が押しつぶされたゴム管の断面のように醜く歪む。
「あっガァ、、。」だってぇ、とでも言ったのかも知れない。漆黒は和音の頬に食い込ませた自分の指の力を少し緩めてやった。
水槽の中には、黒いビニール製の赤ん坊のようなものが浮かんでいた。
 いや、横腹から内側を囲むように畳まれた数十対の補脚があるから黒い人型の甲虫といった方が良いかも知れない。それが、緑の液体の中でゆっくりと浮遊し回転している。 そしてタイミングが合うと、時々、その顔の正面を漆黒達に見せる時がある。
 赤ん坊の皺だらけの顔の中央の裂け目がゆっくり開いてそこから金色の瞳が見えた。
sm0093pm.jpg「いや。こっちを見てる。」
 口がまともに動かないから奇妙なイントネーションでカズネが怯えたように言った。
「綺麗なママの顔を、もっと見たいらしいぞ。」
 漆黒は、自分の指を和音の顔の左右から、彼女・彼の口の中に潜り込ませる。
 漆黒は自分の指を左右に引っ張り、和音の顔を醜くく歪めながら、その顔の向きを水槽に固定する。
 尚も、和音は抵抗するかと思えたが、予想に反して坐児の舌は、自ら漆黒の指に絡みついて来た。唾液がボタボタと漆黒の指を濡らす。
 漆黒は、身体を入れ替え、唾液で濡ら付いた両手で坐児の顔を挟み込みその人面マスクを弄り始めた。
 漆黒にとって「美しさ」とは、漆黒の中の「女」、あるいは彼自身その事を否定していたが母性の象徴だった。その「美しさ」を蹂躙し、汚し醜くする事、それが漆黒の性衝動だったのだ。
 和音の形良く尖った鼻の頭に指先を当てて、こねくり回す。鼻の穴を広げてやってからそこに舌先を突っ込んでみる。
「アンッ苦っ。」坐児の短いが甘い吐息が漏れる。
 漆黒のそれら全ての行為が、坐児の異なった肉体の部位への快楽刺激としてコンバートされ坐児の脳神経に注ぎ込まれているのだ。
 たまらなくなった坐児は、自分の左手を和音の乳房に、右手を和音の秘部に差し入れた。
「お願い。解放して、、。お願い。」
「何を解放するんだい。お姫様。」
「ペニスよ、、。」
「ペニス?お姫様にはそんなものが生えてるのかな。」
「意地悪言わないでぇ、、。このままだと狂っちゃう。」
「判った。だがなぁ、、お姫様のファロスはカズネのクラインの壷の中なんだよ。壷の中で魚の開きみたいにひっくり返っているんだ。表が裏で、裏が表の例の奴さ。だから絶対、お前のファロスは外に取り出せない。」
 坐児の手は、そんな漆黒の言葉のいたぶりと、自分の顔の上をはい回る舌の刺激を受けて、和音の恥丘に封印された己のペニスを更に激しく揉み上げる。
 バチュっと魚が跳ね上がった音がした。ついに和音がその内に捕らえていた弟の男根を解放したのだ。
 和音の股間から突き出したペニスをしごき上げようとする坐児の手首を、漆黒が掴んで止めた。
「駄目だよ。カズネ、、約束したじゃないか。私の目の前でやってみせるんだろう。隣の部屋でザジ君が聞き耳を立ててる。」
「、、、漆黒、、。」
 漆黒は聖母像の前に跪くように、和音の生体スーツを着た坐児の前に屈み込んだ。
 坐児は泣きながら、そして和音は嘲笑いながら、腰を大きくグラインドさせて己がペニスをしごき上げ始める。
 漆黒は、坐児が身にまとう生体スーツの乳首が、激しく勃起し、2倍ほどに膨れ上がるのを見つめながら、坐児の放つ精液を受け止める為に自分の口を大きくあけた。


91d20cf0_jpeg.jpg「あの子は、あのまま大きくなるの?」
 坐児が漆黒のペニスをしゃぶるのを止めて聞いた。「真珠」の効果を得ている二人には、この程度の中断は、彼らの快楽の波を引き下げる事には繋がらない。
 逆に、ともすれば鈍磨しがちな感覚を研ぎ澄ます事になる程だった。
 漆黒は自分の股ぐらの下にあって、自分を見上げている坐児に教師のように答えてやった。
「昆虫の幾つかは、成長の段階で大きく様変わりするのを知っているな。それは、それぞれの時期にそんな形を取らざるを得ない理由があるからだ。人間だって理由があれば変化してもいいのじゃないかな。?」
「あの子の理由は?」
「外敵から身を守るためさ。あれにとって今の世界は敵だらけだ。あれには、とても強い外皮が必要だ。」
 坐児が漆黒のペニスを頬ずりする。そのペニスには、大小さまざまな丸い突起の人工物が埋め込まれてあった。
 坐児の「男」に対する肉欲愛は一定ではない。坐児の地位、彼の所有する権力を持ってすれば、選り取り見取で男達を「食べ」られる。
 そんな坐児が肉欲においても結局、漆黒に戻って来るのはこのグロテスクなペニスのせいだった。

 野卑な男に汚され力で組み敷かれる事、それが坐児の育ててきた妄想だったが、現実にいるそのような立場の男達と付き合う事は今の坐児にとってリスクが大きすぎた。
 坐児には、彼がまだ学生の頃、女装をして場末の映画館で関わった野卑な男とのトラブルを、姉に処理して貰った苦い思い出がある。
「今はあんな形でも、さなぎを脱ぐみたいに、大きくなったら人間みたいになるの?」
「ああ、そして途方もなく長生きをする。自分の記憶容量を定期的に空にして行かなければ耐えられないぐらいにな。」
「なんだか、可哀想。」
「口を開けろ。」
「なんで。」
「いいから口をあけろ。」
 漆黒は、屈み込んで自分の唾を坐児の口に垂らす。唾液は糸を引きながら和音の白い顔面に落ちていく。
 坐児は目を閉じてそれを美味しそうに飲み下し、唇についた残滓も味わい尽くそうと舌で舐めた。
「どうだ。男に唾を吐き掛けられているいまのお前は、可哀想か。」
 坐児は激しく首を振って、再び漆黒のペニスに武者ぶりついた。
 漆黒は和音の形の良い乳房をもみ上げる。生体スーツがその感覚を増幅して坐児の乳首に伝える。
「はうぅ、、。」
 坐児は七回目のペニスの勃起を迎え、和音の股間からその形をそそり立たせる。

「カズネ。」
 漆黒は坐児の勃起したペニスを掴みながら、坐児をベッドに押し倒し、更に右手でお互いの勃起したペニスを二本併せ握って擦り合わせた。
 そうしながらも漆黒は、和音の形の良いお椀を伏せたような乳房や、その上にあるピンクの乳首への、唇と舌での愛撫を続けた。
 二人の男の肉棒は透明な体液でにちゃにちゃと糸を引きながら、同じ極性を持つ磁力が反発し合うあの微妙な力を保持しつつ、お互いの快楽を高めていく。
 坐児の兜型の鰓の張った赤黒い鬼頭が、漆黒の真珠のような球を埋め込んだ鬼頭の鈴口を擦り上げて行った。
「ああカズネ、、。」
「いやぁあ、、。僕は姉さんじゃない。」
 坐児は狂ったように漆黒の口の中に自分の舌を割り込ませ、その言葉を塞いだ。
 だがその顔はどこから見ても坐児の姉、つまり和音そのものだった。
 坐児は漆黒の頭の中の姉を追い払う為に、漆黒の筋肉で固く引き締まった尻の双丘の間に手を這わせて行く。肛門の周辺を愛撫し、漆黒の口を犬の様に舐め上げその口の中で舌をのたうち回らせる。
 勿論、坐児は漆黒の肛門の中まで舌を使うし、彼の小水をも飲み下せる。
 美しく聡明な漆黒の妻が決して夫に与えなかった行為を、弟であり男性である坐児が、それらこそが己の存在証明の唯一の方法であるかのように、漆黒に惜しみなく与え続けるのだった。


「済まない。ちょっと抜ける。」
 漆黒には、今日無理矢理休ませた乾の研究を続ける為に、どうしても目視が必要な乾のシステムがあったのだ。それに、次の「真珠」を打っても良い時期だった。
 振り返ると坐児は力無くベッドに横たわっており、白い肩と乱れた黒髪の隙間から白い頬が見えるだけだ。
 坐児にも「真珠」の効果が薄れ始めて来る頃だった。

 乾のシステムは、漆黒が予想した通りなんの問題もなく作動し続けていた。
 途中でプログラムを組み直す必要もない。乾が今取り組んでいるプロセスに置いてしばらく変異は起こり得ない筈だ。
 漆黒には、乾システムの次のステージどころか、乾の最終的な研究結果まで予測できていた。
 漆黒の口元に苦笑が浮かぶ。考えればこの研究所の全てが漆黒のダミーに過ぎないのだ。
 資金と設備、漆黒の仮説を実証するための研究員達、それら全てが漆黒の頭脳によって2重に運営されている。
 その内の一つ、つまり山際製薬に依託された研究は既に「答え」が出ている。
 その「答え」は、漆黒が山際製薬の財力を存分に絞り取った後で報告してやれば良い。
 研究所のリノリュウムに接していた漆黒の素足が冷えてきた。 先ほどまで坐児がしゃぶっていたせいもあって足の皮膚の表面が突っ張る。
 こんな日常的で微細な感覚が、皮膚に生まれるのは真珠の効果がもうすぐ切れることを意味していた。

 坐児は、初め自分の目から涙が、文字通り滝のように流れ出している事に気が付かなかった。
 生体スーツの感度は、嫌と言うほど上げて在るのに、顔のある部分は唇の一部分を除いて作為的に感度が弄られてあったからだ。
 姉の顔は独自の意志を持ったかのように、その下にある坐児の顔の変化を意地悪く変調させながら反応する。
 坐児が笑えば、姉はあざ笑う。坐児が訴えかければ、姉は疑う。
 坐児が目を伏せた時、姉は睨み付ける。美しく醜く。
 「感覚」の使いすぎだ、と坐児は思った。オーバーヒートして感覚が焼き切れかけている。
 「真珠」だ。今直ぐ、「真珠」を打たなければ。
坐児は、ふらつく足取りで漆黒が注射器セットを置いたテーブルに向かった。

opud00033ps.jpg「ザジ!何してる!!」
 漆黒は自分の口から人間的な声が出るのを、遠い気持ちで聞いた。
坐児は漆黒が部屋に戻ってきた事も気づいていなかったようだ。
「言ってあるだろうが!それはスーツを脱いでからだ!」
 肩を掴んで振り向かせた和音の顔をした坐児は、宛然と笑っていた。つまりその下の顔は、苦悶でひきつっているという事だ。
 和音の、まるで別の卑猥な生き物の様な素足の近くに、空の注射器が転がっている。もう間に合わない。
 効果が切れかけた時の2度目の真珠は、砂漠に落ちた一滴の水滴のように人間の神経に吸い込まれる。
 坐児が漆黒に飛びかかる。己の内に急速に高まってきた肉欲を満たす為だ。
 壁際に設置して在る水槽の水面が、それにシンクロするようにゆらりと揺れた。
 それと同時に、部屋中を段だらに染め上げた緑の斑のある光が動く。
 漆黒は坐児を抱き留めながらちらりと水槽を横目で見た。
「反応している、、。こちらの事が判るのか、、。私の意識は、まだお前にアップしていない筈だが、、。」
 思わず漏らした言葉を、己へのそれと勘違いした坐児が、漆黒の胸に埋められた顔をあげる。
 完全に狂気に陥った訳ではないようだ。
「私も真珠を打つ必要がある。判るな、、。楽しみたいだろう。ベッドで大人しく待ってるんだ。」
 漆黒が優しく坐児に囁きかける。だがそれは致死量の毒のような嘘だった。
 漆黒が今直ぐ取るべき行動は、例え無駄な足掻きといえども、坐児の身体を覆っている生体スーツを脱がしてやることの筈だった。
 漆黒は全てを見通していた。やがて、いや既に、坐児の身体には真珠が浮かび上がり、生体スーツは、いつものようにそれを坐児の汗や分泌物の積もりで摂取しようとするだろう。
 しかし「真珠」は分解されず、生体スーツはそれに対抗してもっと強烈な浸食液を分泌する。
 それは客観的にみれば、坐児が生体スーツに「溶かされる」のと同意になる。
 漆黒には、坐児のような男をもう一度、手に入れる自信があった。
 ただしその男の社会的なステイタスレベルは、坐児よりも下がるだろうが、、、。
 そういった意味での喪失に対する痛みは、漆黒の中に少しはあった。
 だが、これから起こる事と比べれば、そんな喪失感など、どうという事はない。
 結局の所、漆黒は人間の形をした昆虫なのだから、。

hiphopchikarubber.jpg 生体スーツが坐児との接触不良を起こし始めていた。
和音の男好きのする顔がボコボコと沸騰し、歪んだ。
「沸騰する顔」漆黒はそれを美しいと思い、いつまでも眺めていたいと思った。
「熱い。」
 坐児は津波のような快楽に晒されており、通常の痛痒感や皮膚感覚から遮断されている筈だった。
 その坐児が「熱い」と言ったのだ。
 「苦痛」だ。
 想像を超える「苦痛」が坐児に到来する兆しだった。
 漆黒はベッドサイドから、性具の内の一つを取り出した。
 赤い硬質のゴムボールを中心にした、しっかりした作りの皮製ボールギャグだった。
 本当の拷問にも充分使えるだろう。坐児のこれから上げるであろう甲高い悲鳴や、叫び声は漆黒の好みではない。
 坐児は、ボールが口に挿入される時に、すこし抵抗を示したが、それは演技だった。
 いつものようにSMの「遊び」が始めまると思っているのだ。
 確かにSMが始まる。
 ただし究極のサディズムと、常人には受け入れがたい地獄のマゾヒズムだが、、。
 漆黒は和音の両脚をMの字に開かせた。
 赤いボールと唇の間には唾液がしみ出しているが、それに少量の血が混じっている。
 姉譲りの大きくてきつい切れ長の坐児の目は、熱に浮かされたように視点を失っている。
 マスクと坐児の目の回りの接合部を誤魔化す為にはかれたダークグリーンのマスカラに血の赤が混じり込むのも時間の問題だろう。
 絶え間ない快楽に弛緩した和音のマスク。その下には和音の顔に食いつぶされて融け爛れた坐児の顔があるに違いない。
 漆黒はゆっくりと味わうように自分の視線を、和音の顔からMの字の中心部に移動していく。
 菊座部分の生体皮膚は、坐児本来のA感覚を損ねない為に極薄く造り込んである。
 従って腐食も緩やかな筈で、漆黒が己の男根を挿入するのには問題はなさそうだった。
 だが坐児のペニスはそうは行かないだろう。今、坐児のペニスは和音の女陰から突き出し、角のように彼の腹部に向けて反り返っているが、ちょうどその根本では溶解が起こっている筈なのだ。
 漆黒はまるで貴重な神の食べ物を盗み食いする人間のような慎重さと慢心をもって、坐児のペニスをゆっくりと口に含んだ。
 坐児が、腰を使って己のペニスへの愛撫を増加させようとする。そして次に坐児は高まってきた己の快感を逃さない為に内太股で漆黒の頭部を挟んだ。
 漆黒は、坐児の内太股に密着した自分の耳を通じて「音」を聞いていた。
 それは、夜の底で流れる小川のような更々とした音のようにも、子猫がミルクを舐め上げる音のようにも聞こえた。
 和音の美しい「皮」の裏側にある醜い蛭のような「内側」が、坐児を貪り食っている音だ。
 その音の強弱は、坐児のペニスを口の中で擦り上げる漆黒の舌のリズムと呼応していた。
 漆黒は、その「音」を坐児の内側から聞いて見たくなった。
 漆黒は身体の上下を入れ替えて、己のアナルやペニスを坐児の顔面に擦り付けた後、坐児のアヌスを舌で柔らかくしてやった。
 あらゆる体位を試す漆黒ではあるが、彼の最後の体位は、支配と征服を表すドッグスタイルしかなかった。
 ペニスを潜り込ませたあと、漆黒は己の肛門を締めて腰を前に突き出し、ペニスに埋め込んである突起物から極細の神経ケーブルを坐児の体内に打ち出した。
 神経ケーブルは坐児の体内に広がって行き、やがて坐児の脳神経にコンタクトするようになる。
 漆黒はそうやって二倍、いや犯す者と犯される者の二乗の快楽を得るのだった。
 漆黒の目の下で、意識して注視しなければ見えない糸のような生体スーツのファスナー部分が和音の背中に見えた。 その糸の線にそって薄くて儚げな、小さな小さな赤い点が浮き出している。
 血だ。
 生体スーツは、人体に張り付きそれを取り込む事は出来ても、自分の中の人体を排出する事が出来ない。
 何時もならこのファスナーを開いて和音の中から坐児を取り出してやる筈だったが、、、。そう、、。
 いつもなら、生体スーツの中から上気した肌を見せながら現れる坐児の美しい裸体を、スーツから立ち上る彼の汗と脂粉の入り交じった匂いを嗅ぎ、赤子を取り上げる産婆の慈しみで、スーツから逃がしてやるのだが、、。
 今、それをすれば生体スーツからはドロドロに融け崩れた坐児の皮膚組織が噴きこぼれ、濃厚な血の匂いが立ち上るだけだろう。

 背後から漆黒に犯され続ける坐児を水槽の中の赤ん坊が見下ろしていた。
 その赤ん坊の白目のない金色の瞳は「冬の夜の満月」のようだった。
 しかしその「満月のような目」を見ているのは自分なのか坐児なのか、漆黒には判別出来なかった。
 漆黒のペニスに埋め込まれた突起物から発射された微細の神経ケーブルが、坐児のアナルを通じて体内を遡り、坐児の視神経にリンクしているからだ。
 それにすでに「壊れている」坐児から得られる筈の、漆黒が味わうべき「体験」は、いつものように他人格のものとして分離しておらず「混濁」していた。

 だが漆黒なら、培養体の目をみて「満月のような」と感じたりするような事は決してない。
 従って漆黒は、今見ているものは坐児の視点なのだろうと判断した。

 一方、坐児は既に「苦痛の彼岸」におり、自分にリンクした漆黒を平安な気持ちで見守っていた。
 この時点で既に「山際坐児」は死んでいたのだ。
 彼の身体は「真珠」と生体スーツが動かしているに過ぎない。
 死者こそは至福者である。安寧の内に全てを「許容」する事が出来る。
 坐児は、水槽の中にゆたう赤ん坊を見て感じた死者にこそ与えられるある種の予見を、漆黒に伝えてやりたいと願っていた。
 冴え冴えとした月は、あまりに鮮明でそれを見上げる地上の「人」にとって、それは残酷なほど「近く」にあるように見える。
 故に、人が、何か道具を使えば月に手が届くと思ってしまうのも仕方のない事なのだ。
 その錯覚から「美しい夢」が生まれ、時には「残酷な現実」が生まれるのだ。
 そして今、坐児は、その両方の存在となっている。

 今、坐児がなさねばならないことは、この「月と人との関係」を、いつこの男に教えてやるかという事だけだった、、。

 ライムグリーンに光る培養液の中で漆黒と坐児の息子は、彼の両親である二人のオトコの「哀しい性交」を眺め続けていた。
 その目は冬の夜の満月のように冴え冴えと輝いていた。

 


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ビン勃ちニューハーフデート 綾香

 
普通の女の子以上に女らしくて可愛らしい、ニューハーフ・綾香ちゃんとの親密デートを収録。極太チ○ポをずっぽしハメて、亀頭合わせをして、ドライブ中にフェラをしてと、ラブラブデートを満喫!!






 












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超嬢≪ニューハーフ≫ みるく 

 
 
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表情にあどけなさが残っているみるく。妖艶な舞で男達を挑発する。中年男とのプレイでは執拗にペニクリを責められ、いやらしく身悶える。男二人との3Pプレイでは膝をついた体勢で丹念に御奉仕。よだれを垂らしながらフェラチオをした後は口内発射→ゴックン。濃い精子を堪能する。最後は激しいアナルセックスです。

 

 

 

  

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(2008/06/06(金) 06:22)

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